平野郷夏祭り【だんじり祭り】
大阪の東部、平野区は大阪市で最も人口が多い区であり、その中心には自治都市だった旧平野郷があり、今でも古い町並みが広がっています。そんな平野郷最大のお祭りと言えば、平野郷夏祭り。大阪市では数少ない、だんじりの祭りです。
平野郷夏まつりとは?
平野郷の夏祭りが行われるのは7月11~14日の4日間。
1日目は神輿や太鼓台のお清めをお祓い所で行い、2日目はだんじりパレード、3日目はだんじりの宮入りで、4日目は杭全神社のスサノオノミコトの神霊を神輿に移して御旅所まで行く神輿渡御となっています。
メインの会場となる平野郷は概ね国道25号線と南港通りに囲まれたところで、この平野郷にある9つの町がそれぞれだんじりを曳行します。また、平野郷の北には連歌所で有名な杭全神社が鎮座しており、この杭全神社がお祀りのメインと場所となっています。
お祭りの4日間は多くの夜店があり、たくさんの人でにぎわいます。また、3日目にはこの杭全神社に9町のだんじりが宮入りをします。

平野郷夏祭り
さて、そんな平野夏まつりのメインと言えば、やっぱりだんじり。杭全神社の最寄りとなるのはJR平野駅を降りると結構な人がいます。ちなみに、地下鉄にも平野という駅がありますが、地下鉄からだと平野郷には少し遠いです。
平野郷は環濠に囲まれ、郷の入り口となったところには地蔵が置かれており、大阪市の中でも歴史的な雰囲気が色濃く残っているので、散歩しているだけでもずいぶん楽しいです。そうやって散歩していると、曳行中のだんじりをたくさん見つけることができます。



なお、だんじりの本場とされる泉州地域では、だんじりは秋に行う五穀豊穣に感謝するお祭りですが、この平野は夏祭り。
他にも、だんじりそのものにもたくさんの違いがあることがわかります。平野は大工型のように屋根の上で踊るような感じではなく、屋根の上で扇子を振っている感じ。屋根の上に5~6人程度乗っているのも大きな違いですね。
平野ではだんじりを傾けたりするのですが、これは南河内の『ぶんまわし』に近い感じ(?)でしょうか。
中にはかなり古いだんじりもあり、1800年代に作られたものも。また上だんじりなので、彫刻もとても精微できれいな感じです。平野のだんじりでは、特に泥幕の彫刻が美しいことで知られています。



そして、前梃子も後梃子もなく、やりまわしは行わないスタイル。平野郷は道が細いから危ないんでしょうか。
特に祭りが盛り上がるのは3日目の宮入。、国道25号線を完全に封鎖して行う大きなイベントとなっており、杭全神社の周辺にはたくさんの人だかりができています。ただ、ちょっと規制が厳しいので、宮入の際にはだんじりに近づけないのが残念。


宮入は19時から30分ずつそれぞれの町が行います。町は9つあるので、終わるのは0時前。そこからお祓いをして、0時を過ぎてからそれぞれの町へと帰っていく感じです。
だんじりは鳥居の手前で前進や後退を繰り返し、様々なパフォーマンスを行ったあと、鳥居をくぐります。

コメントを残す