猫崎半島【竹野海岸とジオサイト】
兵庫県の北端にある小さな半島、猫崎半島。竹野浜海岸のすぐ近くにある小さな岬のような感じですが、小さな階段を降りると、巨岩や奇岩に満ちた不思議な光景が広がっています。
※かなりごつごつしているので、サンダルで来るのはおすすめしません。
猫崎半島
猫崎半島は竹野駅から歩いて15分ぐらいのところ。竹野海岸の西端にあり、海に出っ張った半島。猫崎の「猫」というのは、まるで猫が寝転んでいるかのような形に見えるからなんだとか。
半島とは言いながらも、実は陸繋島で、竹野川が運んできた砂が堆積して陸とつながっています。
竹野海岸は兵庫県で最も美しいビーチとして夏は人気ですが、そのとなりの猫崎半島までくる人はほとんどいません。竹野海岸と違って、猫崎半島に泳げるところがないからでしょうか。


猫崎半島は竹野賀嶋公園から2キロほどの遊歩道が続き、最北端の猫崎灯台まで行くことができます。途中、150mほどの賀嶋山を越え、灯台まではおよそ1時間の道。結構整備されているので歩きやすいです。また、山の上からの日本海の景色はとてもきれいです。




猫崎半島を歩く
猫崎半島でおもしろいのは賀嶋公園から続く道ではなく、公園の駐車場の奥にあるダイビングセンターの横から続く小さな階段を下りて行った道。階段を降りると半島沿いに倒壊している遊歩道のような道があります。
わずか、1kmか1kmもないような道なんですが、歩いてみると不思議な地層や象の足跡の化石や奇岩などがたくさん。日本海の荒波によって、長い時間をかけて造られたもので、まさに地球が見せる美しさです。
この猫崎半島は実はユネスコ世界ジオパークによって、ジオサイトに認定されているほど、変わった地形が見られるところです。関西地方でユネスコ世界ジオパークになっているのはこの山陰のあたりのみです。



半島の南側は凝灰岩層で、約2000万年前に形成された層。その上に300万年前にできた流紋岩の層が乗っています。凝灰岩は浸食されやすいため、波に削られたおもしろい形の岩がたくさんあります。



大きな波食棚がいくつかありますが、地面をよく見ると、丸い穴が開いています。これがポットホール(甌穴)。海の小さなくぼみに石が入り込み、それが波の作用でぐるぐる回ることによって、このような穴が形成されます。
それにしても人工的に作られたかのようなきれいな丸。ここの建物が建っていて、その柱の跡ですよ、とか言われても信じてしまいそうです。
兵庫県の天然記念物にもなっており、大変珍しいものですが、この猫崎半島にはこのポットホールがたくさん。覗いてみると、海の生き物がいたりします。



猫崎半島もいろいろ楽しんでいるとあっという間に終わってしまいました。遊歩道は半島の北端まで続くわけではないんですね。
遊歩道の終わりには柱状節理が見事です。そして、海水がかなり鮮やかなコバルトブルー。泳いでいる人は誰もいませんでしたが、ダイビングぐらいはできるのかな?



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