関東

柴又帝釈天【「男はつらいよ」のお寺】

東京の下町の名所と言えば、浅草寺ですが、人が少なく、落ちついて楽しむことができるのが柴又帝釈天。駅から続く参道には下町情緒があふれ、映画『男はつらいよ』のファンにはとても楽しめるところです。

柴又帝釈天

帝釈天まで歩く

柴又帝釈天があるのは、葛飾区。すぐ近くには江戸川が流れ、川を渡ると千葉県です。それでも浅草の駅からは10分程度で来ることができます。

柴又の駅を降りると、ホームにはたくさんの『男はつらいよ』シリーズの展示。この柴又こそ、寅さんの実家のあるところであり、柴又駅や帝釈天は何度も映画に登場しています。

駅前には早速、寅さんとそれを見送る、妹さくらの像。映画の中での寅さんの江戸っ子らしい話口調を思い出します。

柴又駅と寅さんの像
柴又駅と寅さん。どっか行きそうな感じですね。
柴又帝釈天の参道
帝釈天の参道。下町らしいなぁ!!

駅前からは帝釈天まで200mほどの長い参道。同じ下町でも、浅草寺なら時間を問わず人でごった返していますが、柴又は平日の昼間にくれば、なんとも落ち着いた雰囲気です。参道には老舗の餅屋をはじめ、喫茶店なんかもあって、ゆっくりと楽しむことができます。

下町らしい雰囲気があり、この柴又は都内で初めて重要文化的景観に指定されました。

柴又帝釈天の参道
右奥にある「とらや」は寅さんの実家として撮影で使われていたところ
柴又帝釈天の参道
人は結構少なめです。
高木屋老舗の草団子
『高木屋老舗』の草団子。あんこぎっしりでおいしいです。

柴又帝釈天

柴又帝釈天は帝釈天の名前で知られているものの、正式には経栄山題経寺といい、日栄上人によって1629年に建てられました。

門を入るとすぐに帝釈堂があり、板本尊が安置されています。片面には南無妙法蓮華経の題目、そしてもう片方には右手に剣を持った帝釈天が彫られています。

当初はこの板本尊も行方不明だったのですが、庚申の日にこの板本尊が偶然発見されたことから、庚申の日が帝釈天の縁日となり、江戸時代に流行った庚申信仰の人気と相まって、帝釈天と呼ばれるようになりました

板本尊も通常は非公開ですが、庚申の日にはそのお姿を見ることができます。

柴又帝釈天の二天門
二天門。見上げるとたくさんの彫刻。何とも迫力があります
帝釈堂と瑞龍の松
帝釈堂と瑞龍の松。樹齢は400年を超えているんだそうだ。
帝釈天の本堂
帝釈堂の隣にあるのが本堂。帝釈天ができる前から、信仰を集めていました。

帝釈天の周囲に施されている素晴らしい彫刻を間近に見ることができる彫刻ギャラリー、さらに境内奥には20世紀に入ってから作庭された庭園「𨗉渓園」もあります。

境内は小ぢんまりとした小さなお寺ですが、境内には寅さんのおみくじなど、寅さんに関するものもたくさんあって、なんともユニークなお寺。

都内の喧騒から離れた下町らしい情緒を楽しみたいなら、やっぱり柴又帝釈天ですね。

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