三重県

津観音【日本三観音】

津で最も有名なお寺と言えば、津観音。日本三大観音の1つとしても知られるこのお寺は、津の繁栄を支えてきたお寺で、その昔は伊勢参りの人が必ずお寺でした。

津観音

津観音は正式には恵日山観音寺大宝院と言います。開山は709年。阿漕浦で漁師が網にかかった聖観音像を本尊として作られました。昔は阿漕海岸のところにあったのですが、大地震の津波により、現在の地へ移転しました。

昔は塔頭も多くある巨大なお寺だったものの、神仏分離や戦禍によって寺域はしだいに縮小していっており、現在では小さなお寺です。

津観音の周りは現在では大門という地名で知られ、近くに津城の丸の内地区と合わせて津の中心地でしたが、近鉄の津駅からも津新町駅からも遠いことから、衰退が少し目立ちます。

津観音の大門
大門。こぢんまりとしたお寺です。

津観音の大門の目の前を通過するのが伊勢街道。四日市の南で東海道から別れ、伊勢へと向かう街道で、江戸時代には非常に多くの人がこの伊勢街道を歩いて伊勢へと向かいました。伊勢参りの人も多くがこの津観音を訪れました。

本尊は聖観音菩薩像で、本堂に祀られています。本堂には他にも国府阿弥陀三尊像がまつられており、この阿弥陀様は天照大御神の本地仏とされてきました。伊勢参りの人が多く訪れたのにはこういった理由もあったんでしょう。

津観音
建物も結構新しめでしょうか。
津観音
津観音の本堂と五重塔。本堂は1968年建造

こぢんまりとした境内には他には県内唯一の木造五重塔も。2001年に再建されたものですが、かつての津観音の威厳を思わせるほど立派なものです。

長い歴史の中で収集した多くの寺宝があるようですが、これらは資料館で展示されています(資料館は年4回ほどの公開です)。

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