賤ヶ岳に登る【余呉から】
信長亡き後、覇権をかけて羽柴秀吉と柴田勝家が戦った賤ケ岳の戦いで有名な賤ヶ岳。この山は421mと、初心者にもちょうどいい高さで、ハイキングにも最適です。
賤ヶ岳に登山
余呉湖を経て登山口へ
大阪から新快速に乗って2時間ほどで余呉駅。長浜よりまだ北に行ったところで、琵琶湖の北端です。この余呉は関西で唯一特別豪雪地帯に指定されており、冬の雪で大変な時に来て、とても楽しんだのを覚えています。
そんな余呉ですが、冬と夏とでは印象も随分違います。雪の時は駅から余呉湖までずいぶん遠かった気がしましたが、実は駅から見えるほどすぐ近くにあります。


余呉湖の周りには一周6.4kmの道があり、そこを歩いて賤ヶ岳の登山道に向かいます。どこにも通じていないただの湖岸を一周するだけの道なので、交通量は少なく、歩きやすいです。
また、余呉湖は完全に山で囲まれていることから風がほぼ全くなく湖面がとても穏やか。本当に美しいので、賤ヶ岳に登るなら、ぜひ余呉湖も楽しんでおきたいですね!
湖岸には途中、サワオグルマの群生地もあります。日当たりのいい湿地に咲く花です。黄色の花が本当に綺麗です。



賤ヶ岳に登山
賤ヶ岳へはいくつか登山道はあり、さらに木ノ本からリフトもありますが、今回は余呉湖の最南端の国民宿舎余呉湖荘跡から賤ヶ岳に登ります。
ここから1.5km。わずか40分ほどで賤ヶ岳の頂上に行くことができます。とはいえ、300mほどの高低差があるので坂は結構きついです。
途中、看板もしっかりとあり、分岐はほとんどないので、初心者でも登ることができる山です。


ちょうど半分ぐらいまで来ると、飯浦の切通。飯浦は近江塩津にある港で、塩津の方まで歩いて出ることができるんですね。
賤ケ岳はここで左折して頂上を目指します。もうすぐって感じです。



賤ケ岳の山頂
さて、とうとう頂上です。頂上は広めの広場になっており、またシーズン中はここまでリフトで来ることができるということもあってか、頂上には人がたくさんいました。
頂上からの景色は本当に素晴らしいんですよね。それが賤ヶ岳の人気の理由なんでしょう。ちょうど琵琶湖と余呉湖の間に立つので、どちらの湖もはっきりと見ることができます。



賤ケ岳と言えば、もちろん賤ケ岳の戦い。この余呉を挟んで柴田軍と秀吉が対峙しました。山頂には、柴田勝家の像。柴田勝家はこの戦いで豊臣秀吉に敗北します。

賤ケ岳から下山
賤ケ岳には様々なルートがあるのですが、お勧めなのが余呉駅付近の観音堂へと降りていく道。なだらかな尾根道なので、起伏が激しくない道です。
頂上からはトイレのとなりの道を降りていく感じです。




途中の大岩山は賤ケ岳の戦いの主戦場の1つ。ここで秀吉側の中川清秀が柴田勝家側の佐久間盛政に奮闘するのですが、敗北し、ここで自害しました。
今でも山の中にはひっそりと彼の墓があります。


さらに進むと岩崎山も。ここはあのキリシタン大名高山右近が陣をはった場所でした。遊歩道からは3分ほど逸れたところですが、残念ながらあまり遺構も残ってなく、山頂からの眺望もありません。

さて、広い道に出てくると、もうすぐ観音堂。余呉駅のすぐそばのところに出てきます。

シャガと賤ヶ岳
賤ヶ岳と言えば、シャガで有名ですよね。毎年ゴールデンウィークの辺りにはシャガの花がとてもきれいに咲いています。
残念なことに、シャガがあるのは、賤ヶ岳のリフト乗り場のあたりだけで、余呉の1つ手前の木ノ本駅から徒歩20分ほどのところにあります。
(上のルートだと、シャガは見れないです)



木ノ本の駅から少し遠いので、ほとんどの人が車で来ているようですが、ゴールデンウィークの時は、駐車場は満車だったようです。
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