大阪市・港区を全部歩く(後半)【朝潮橋・夕凪・弁天】
大阪市の港区。東京の港区のような華やかさはないものの、間違いなく、大阪市の発展を最も支えてきた区の1つです。そんな大阪市の港区を、ぐるっと一周します。
大阪市・港区の散歩ルート
前半はJR環状線の弁天町駅から出発し、みなと通りの南に位置する市岡、三先、を経て大阪港まで歩きました。後半は、みなと通りの北を通って、朝潮橋、夕凪、弁天を経て弁天町駅まで帰ります。
距離は全部で15kmほど。前半は7km程度です。ルートはこちら(googlemapで開きます)。
大阪市・港区を散歩する (後半)【朝潮橋、夕凪、弁天】
今回は大阪港からのスタート。大阪港は地下鉄中央線の大阪港駅からすぐ。また、難波駅やJR大阪駅からもバスがあり、とても便利です。
大阪港には海遊館や天保山マーケットプレイス、天保山ハーバービレッジなどいろいろなものがあり、いつも混雑しているイメージ。海遊館もずいぶん値上がりしてしまい、家族で気軽に来るのが難しくなったような気がします。



大阪港から地下鉄大阪港駅までは天保山商店街が続いています。結構お店もあります。さらには大阪港駅を越えると、港商店街も。この港商店街までくる人はほとんどいないのですが、いい雰囲気の和菓子屋さんを偶然見つけたのでお饅頭を購入。




大阪港からはみなと通りに沿って歩きます。このみなと通りこそ、大阪港に築港桟橋ができたときに作られた道路で、港区を東西に横断します。もともとは築港大道路と呼ばれ、この道路ができてから、港区は住宅開発などが大いに進みました。今でももちろん港区のメインとなる道路です。
築港を出る前に、みなと通りを少しそれると、築港高野山や港住吉神社も。港住吉神社は元々、天保山の頂上に建てられた神社でした。築港高野山はかつては広大な境内を持ち、築港へと移転してきました。築港にもたくさんの歴史があります。


千船橋を渡って、朝潮橋へ。橋を渡って見上げると天保山JCTの複雑に絡み合う道路が描く幾何学模様がなんともきれいなような、不思議なような…


港晴・朝潮橋
住宅街の港晴を抜けると、朝潮橋の駅前で大阪市中央体育館。現在はAsue大阪アリーナです。そして、その隣にはAsue大阪プールがあります。中央体育館は大阪城の近くから、大阪プールは扇町からそれぞれ移転してきました。元々ここには大阪市立運動場があって、それが長居公園に移転してしまっていたので、空いていたこともあってちょうどよかったんでしょうね。
周囲は八幡屋公園として整備されており、散歩に最適。ちょっとした丘なんかもあったりします。



朝潮橋は、みなと通りが安治川運河を渡る橋だったようで、体育館の西側を流れていたようですが、運河が埋められたので今は存在せず、名前だけが残っています。
この朝潮橋交差点で中央大通りが分岐しており、交通量はとても多いです。

夕凪・磯路
朝潮橋駅からさらに東へ行くと夕凪。なんともおしゃれな名前の場所です。近くに架かっていた夕凪橋から名前が付けられました。夕凪にもいろいろなものがあります。大きな三津神社は石田三右衛門が勧請した神社。大阪市の港区で最大の神社です。
すぐ近くには夕凪商店街あり、この辺りには昔、港新地があったのですが、今ではその跡は残っていません。
磯路に入ると、みなと通り沿いに大阪みなとドライビングスクールがありますが、元々は市岡パラダイスのあったところ。1925-30年のわずか5年でしたが、アイススケート場や映画館などがあった遊園地でした。




磯路中央公園のところには三社神社があり、市岡与左衛門が勧請した神社。この神社までくると、弁天町駅は目と鼻の先なんですが、せっかくなので北へ大きくそれ、弁天埠頭へ向かいます。

弁天
弁天町に昔あったものは何かと聞けば、大半の人が答えるのはきっと駅前にあった交通科学博物館と弁天埠頭でしょうか。
弁天町には安治川に沿って、弁天埠頭と呼ばれるフェリーターミナルがあり、ここから九州や四国に向かう船に乗ることができました。そんなフェリーもカーフェリーが主流となり、弁天埠頭では手狭になってしまったことから、大阪の南港フェリーターミナルへと移りました。
今では建物さえかろうじて残るものの、フェリーターミナルを思わせるものは何も残っていません。

弁天埠頭から弁天町の駅までは東へ歩いてすぐ。途中、弁天東公園にある波除山は河村瑞賢が作った山で、目印山とも呼ばれましたが、今では残っていません。
さらには国道43号線も渡りますが、安治川大橋へとつながる階段を上がると、橋の歩道から安治川や安治川水門がとてもきれいに見えます。


さて、この安治川大橋から歩いてすぐに弁天町駅なんですが、ちょうど弁天町の北にある波除公園が市岡新田会所跡。この市岡新田に水害を鎮めるために祀られていたのが弁財天でした。なので、この辺りが弁天と呼ばれるようになったんですね。
今ではこの弁天町も大きく発展し、駅前に大阪ベイタワー(旧 ORC200)やタワマンのクロスタワー大阪ベイ、さらにはオークプリオタワーがあり、最初の2つは200m、プリオタワーは167mの超高層ビルになっています。紆余曲折ありましたが、弁天町の駅の周りはとても発展してきていると言えると思います。


ということで、ゴールの弁天町駅。
さて、大阪市の港区をぐるっと一周しました。東京の港区と違って決して華やかとは言えないかもしれないですが、大阪の発展を支えてきた街、港区。とても楽しい散歩でした!!
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