和歌山県

大辺路を歩く3: 周参見~和深

紀伊田辺から紀伊勝浦まで南紀を行く大辺路。今日はその大辺路の中でも、周参見から和深までを歩きます。

途中には世界遺産に登録されている長井坂や馬転坂がありますが、見どころはそれ以外にも本当にたくさんあります。きれいなところがかなり多く、海の和歌山を十分に味わうことができるルートです。

大辺路 3: 周参見~和深

世界遺産の馬転坂・長井坂へ

周参見駅を降りると、しばらく国道沿いに歩いて、まずは馬転坂に向かいます。国道まで来ると海が本当にきれいです。やっぱり和歌山を歩いてるって気分になりますね。

海が本当にきれいです。

馬転坂

周参見駅から歩いて10分ほどで、馬転坂に着きます。馬転坂は国道沿いの工場の中から始まるのですが、明らかに工場の敷地なので、工場の中の人に許可を求めて入りました。

この工場の敷地内に道があります。
ここから!!残念ながら、この時(2020年ごろ)は整備中…
馬転坂から海の辺りに出てきます。

馬転坂を下りてくると、すぐに左に曲がって長井坂の方へと入っていきます。

長井坂

国道からそれて細い舗装された道へと入り、長井坂へ向かいます。最初は舗装された、道ですが、途中で山道へ入るよう看板があり、途中からは山道で、タオ峠を越えていきます。

長井坂へと向かいます。
タオ峠
タオ峠のあたり
登りやすい坂です。
カブトムシ
あら、カブトムシ!!

しばらく行くと和深川の里に出てきました。こんな山の合間になんとも日本らしい風景です。この和深川の里に大辺路ではめすらしい王子がありました。その王子を過ぎてしばらく行くと、ようやく長井坂の入り口です。

和深川の里
美しい風景です。
きれいだなぁ… 大辺路って本当に美しいんですよ。
和深川王子。数少ない大辺路の王子です。

長井坂はわずか5kmほどの区間です。ただ、登りや下りが結構あるのですが、いったん上がれば後は平坦。ただ、思ったより結構時間がかかり、抜けるのに2時間ほどかかっています。

長井坂はウバメガシなどの常緑樹がとても美しく、まさに森林浴。また、みつばツツジが群生しており、春に来るとかなり美しいんでしょうね。

段築。土を固めて、土手のようにしています。
春にはみつばつつじが咲いて、きれいな道になります。

途中、枯木灘海岸が本当にきれいに見えます。こんなきれいな海と登山を同時に楽しめるのは関西では大辺路のみですね!!

枯木灘海岸
町ですね。和深かな??
また段築。
下って行き見老津を目指します。

長井坂を下りきると、見老津。きのくに線に乗って車窓を眺めていると、駅の前に海が一面に広がる絶景の駅です。夕日もとてもきれいなところです。

ちょうどパンダくろしおが来ました!!
見老津駅周辺。きれいです。

恋人岬

このまま見老津駅の駅前の国道から西に(白浜方面に)1.5kmほど行くと、大辺路をそれると、恋人岬があります。歩道のない国道を歩くのですこし危険なルートですが、行ってみる価値は十分あるところです。

恋人岬

海がきれいだなぁというのもあるのですが、実はよく見ると、波が左右の両方向からきて、ぶつかっているのがわかります。

というのも、ここは沖からくる波が小島に邪魔されて二手に分かれ、島の手前で再度合流するようです。2つの波が出会う。そういう意味で、恋人なんでしょう。ロマンティックだなぁ!!

今日はあまり波がないのですが、それでもはっきりわかります。

ぜひ、下まで降りていき、両側からくる波を体験したいのですが、ここは下に降りていくのはできないようですね。残念。保護されてるのかな??

見老津から江住

見老津を江住まではほぼ国道沿いを歩いていきますが、たまに小さな道にはいるところもあったり、小学校の校庭を歩いたりするので、少しややこしいところが多いです。看板を見落とさないよう注意が必要です。

紀伊半島では海岸に突き出た平地、つまり河岸段丘である「平見」がたくさんあります。大辺路は坂を上がって、いくつもの平見を越え、さらに坂を下がるというのを何度も繰り返します。

とにかく海!
河岸段丘へと坂を上がります。
きれいな海岸。ここの海岸の名前はないようです。

江住駅が近くなると、すさみ道の駅があります。ここではすさみの名産品やレストランなどもあるので、歩いている人にはうれしいところですね!!

和歌山といえばシーフードなのですが、周参見はイノブタも有名です。「えびとかにの水族館」もあるのですが、残念ながら時間がありませんでした。行きたかった!!

ちょっと休憩します。
ずーっと向こうまで見渡せますね。
江須崎
展望台から。江須崎がよく見えます。島全体が天然記念物に指定されています。

江住から和深

江住から和深さらに2時間ほど。

ちなみに、大阪や和歌山からこの周参見までは高速道路があるのですが、ここからは高速道路がなく、大阪方面から来て串本に行く場合はこの国道を通るしかありません。

なので、交通量が多く、道も見通しが悪いところが多いので、歩くのは結構危ないです。くれぐれもカーブの所で道を横断しようとしては行けません!!

所々に看板があるのはうれしいですね。
小さな道を歩いて行きます。
ここで小さな道へと逸れて、海へ下っていきます。

里野海水浴場に降りる道は結構わかりにくいです。駐車場みたいなところの奥にあります。

里野海水浴場はものすごくきれいな天然の海岸ですが、駅から遠いことや周りにコンビニなども何もないので、人が少ないビーチです。大辺路はこの里野海水浴場に沿ってしばらく歩きます。

里野海水浴場。この辺りまで来ると、熱帯魚もいておもしろい!
どんどん奥へと進んでいきます。

かなり岩場になっていますが、気にせずどんどん進みます。ここは満潮になっていいたり、海が荒れている場合は歩けないのかも。

わかりにくいですが、浜辺を越えて磯になっているところまで来ると、沢沿いに上がっていく道があります。

あ、海の生き物だ!!となってしまうのですが、とりあえず先を急ぎます。
これをあがる感じ。右手に山の中へと入っていきます、
なんか一瞬だけ古道っぽい道ですね!!
上がってきたら串本町です!!

ここからはまた国道沿いをしばらく行きます。たまに山道へと逸れますが、いずれも短い山道です。和深駅まではもうあと少しになってきました。

なんかこんな細い山道も
海沿いのきれいな道を進みます。
最後にこの山道を抜けると和深駅!

そして和深駅に到着です。wikipediaによると、一日15人しか使わないような駅です。もちろん、普通しか止まりません。券売機すらなく、電車に乗るときに整理券をもらう形です。

電車も2時間に1本程度しか来ません。周りにコンビニやスーパー、自販機も全くないです。本当に何もないです。

ただ、駅の浦手には和深海岸があるので、そこで時間をつぶすといいのかも!!

和深駅。小さな駅ですが、眺めが美しいです。

和深海岸

和深の駅前に広がる和深海岸ですが、残念ながら海水浴場ではありません。結構ごつごつしているからでしょうか。

しかし、ここは海岸としてではなく、南紀ジオサイトの一つとして、非常に珍しい地形がみられる場所の1つです。探検していても全く飽きないほど面白いです。

鬼の洗濯岩みたいになっています。ぎざぎざです。

これは砂岩と泥岩が交互に堆積してできた地層で、運び込まれた土砂の粒子の大きな砂が先に沈み、そのあとに小さな泥が堆積します。それが何度も起こり、こういった地層ができるんですね。

地形がよくわかりますね。

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