般若寺【コスモスのお寺】

関西でコスモスが有名なところと言うと、般若寺ですね!!そのコスモスの美しさはまさに圧巻ですが、国宝の門もあり、奈良では絶対行っておきたいお寺のうちの1つです。

般若寺

般若寺は629年にもともと高句麗の層がこの地に寺を建て、文殊菩薩を安置したのが始まり。のちの735年、平安京の鬼門を守るお寺として聖武天皇が般若経の経典を埋めて伽藍を創建しました。しかし、平重衡のなんと焼き討ちによって大きなダメージを受け伽藍は亡くなり、そのあと鎌倉時代に再建されたものが現在まで残っています。

般若寺は奈良駅からバスで20分ぐらい。歩いても40分程度。般若寺に入ると一面コスモスが広がります。

寺がそれほど大きくないので、まるで境内の一面がコスモスに覆われているかのようなぐらいあります。この般若寺には約15万本のコスモスが咲いています。ピークは秋の9-11月頃です。

コスモスがいーっぱいです!!
やっぱピンクのコスモスが一番好きかな。
コスモスと仏像ってなんか意外とあいますね。
いいなぁ、いいなぁ!!

般若寺はコスモスでもちろん有名なのですが、コスモス以外にも見どころは多いです。

例えば、境内の中心にそびえる十三重石塔。高さが14mもあり、作られたのは1253年のこと。宋から招かれた伊行末の最高傑作とされ、日本で最も有名な石塔とさえ言えます。

塔からは飛鳥時代に作られた阿弥陀如来像が出てきており、普段は秘仏なんですが、コスモスのシーズンの特別拝観時に見ることができます。

十三重石塔。うっすらと刻まれてありますね。
笠塔婆。伊行末の息子、伊良吉が1261年に作りました。

般若寺の本堂は江戸時代に建てられたもの。本尊は文殊菩薩騎士像で獅子にまたがっています。45cmのかなり小さな像ですが、近づくとライトが点灯するので、結構よく見えました。大きい仏像もいいけど、こういう小さな仏像もなかなかいいですね。文殊菩薩は鎌倉時代に作られたものです。

コスモスもいいんですが、やっぱりご本尊は拝んでおきたいですね。
これは映え方がわかってる感じですねっ。
こうやってみるとやっぱコスモスってきれいですよね。秋桜って書くぐらいですもんね。

般若寺で忘れたくないのが楼門。再建された鎌倉時代よりずっと存在しており、国宝に指定されています。楼門(二階になっており、二階部分に欄干があるもの)としては日本最古。特徴は屋根の反りです。

門は現在使われておらず、境内からは裏側しか見えません。帰りに表に回ってみると、正面からよく見えます。

ちなみにこの楼門の正面は牧場でアイスクリームがめっちゃおいしいんですよ…

すぐ近くにある東大寺の転害門に比べると、結構小ぶり。でもこれはこれでいいですね!!

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