三段壁【白浜】
白浜と言えば、南紀の中でも最も魅力があるところとして有名ですが、そんな白浜の中でも特に有名な観光地というと三段壁。迫力ある断崖絶壁はものすごく迫力があります。
三段壁
三段壁は白浜駅からバスで20分ほど。白良浜からも10分程度でバスで来ることもできます。南紀にしてはアクセスがかなりいいです。ただ、このあたりは自家用車で来る人が大半でしょうか。
三段壁のバス停を降りて、お店が続く「さんだん通り」を歩いて見えてくるのが三段壁。海に突き出した柱状節理の断崖絶壁ですごい迫力です。高さはおよそ60mほどあります。砂岩が隆起し、その後波が柔らかいところを浸食して今ような形になりました。
ちなみに、三段壁の読み方は「さんだんべき」。別に三段になってるわけではなく、もともと漁師が魚の群れや船を見張った場所で、見壇と呼ばれていたものが、転じて三段となったようです。


三段壁はごつごつとした岩の部分を歩いて、500mほど続く崖の先端まで行くことができます。フェンスがあるので、結構安全。ただ、思ったよりも風が結構強くて、帽子は飛ばされてしまいそうです。
崖というと、やっぱりよくサスペンス劇場で最後に出てくるシーンが頭の中に浮かんできます。追い詰められた犯人がこの崖の上で自殺しようとして、自供するんですよね。そういったシーンは、ここか福井の東尋坊が圧倒的に多いでしょうか。そういった影響もあってこの三段壁は自殺の名所ともされているんですが、近年は減少傾向にあるようですね。自殺の名所どころか、2016年には恋人の聖地になりましたしね。


三段壁洞窟へ
三段壁の上を歩くだけでも、十分楽しいんですが、実は三段壁には内部に200mほどの洞窟があり、エレベーターで降りることもできます。奥の小部屋には牟婁弁財天などがまつられていて神秘的な感じ。また、海蝕洞窟では、波が洞窟内に押し寄せるさまを見ることができます。洞窟の中から見る海もすごく迫力があります。


この洞窟には源平合戦において、日本最強とも言われた熊野水軍が船を隠したとも言われており、その存在は古くから知られていたんでしょう。
洞窟をよく見てみると、変色しているところもありますが、地層から金属がしみ込んでいるからでしょうか。ちなみに、この三段壁に辺りには瀬戸鉛山鉱山があり、鉛や亜鉛を産出していました。今では、鉱山の入り口は閉じられているものの、坑道の一部が洞窟内に残っています。

コメントを残す