東京・港区街歩き(後編)【高輪・白金・麻布・南青山】
東京の港区というと、東京の中でも特に洗練されたあこがれの地。そんな港区をMINATO健やかウォーキング&サイクリングMAPの『赤坂・麻布・高輪を巡る街並みコース』をもとにして歩いてみました。
Part 1は赤坂迎賓館→赤坂→六本木→麻布十番と北から南へと歩きましたが、Part 2は白金→白金台→南麻布→元麻布→西麻布→南青山→赤坂迎賓館と南から北へ戻っていきます。
今回も見どころがたくさん!歩行時間は6時間と長時間の街歩きです。
東京・港区街歩き (後編): 高輪・白金・元麻布・南青山
Part1では白金高輪駅まで歩きました。なので、今回の続きは白金高輪駅なんですが、高輪を散策するために、品川駅から歩いて白金高輪駅に向かいます。
品川駅からは高輪口を出て、駅の正面の柘榴坂を上がります。坂の麓には品川プリンスホテル、坂を上がればグランドプリンス新高輪で、坂を上がりきると、二本榎通りに出てきます。この二本榎通りを北に歩き、高輪を南北に横断し、さらに左折して魚藍坂を上がれば、白金高輪駅です。
高輪
高輪は江戸時代の頃、海岸沿いの高台にあった高縄道があったので、高輪。二本榎通りはまさにその高縄道だったようで、とてもまっすぐな道です。昔はこの道の眼下には海岸が広がっていたと言われていますが、現在では海岸は見えません。
二本榎通りはメリーロードと呼ばれており、面白そうなお店もいくつか。特に和菓子の松島屋は有名なんですが、昼前には売り切れていることも多く、まだ食べられてないんですよね(泣)




この道沿いにはたくさんのお寺があります。中でも大きいのが泉岳寺でしょうか。赤穂浪士のお墓があるお寺です。二本榎通りから少し下ったところにあります。



白金・白金台
白金高輪駅に戻ってきました、ここから、Part 1に続いて、コースの再開です。白金高輪駅から南へ歩き、清正公の所までくると、右折して目黒通りを入り、白金の街を歩きます。
室町時代の頃、この地区に住んでいた柳下上総助という人物が多くの銀を所有していたことから、白金長者と呼ばれました。この白金長者こそが、街の名前のの由来。
白金はかなり高級なイメージがあったんですが、あまり高い建物がなく、古い建物で昔ながらの商売をやっているお店がちらほら。白金台とはかなり違う雰囲気です。唯一の目立つ建物は北里大学です。
そして、白金からは日吉坂を上がって、白金台。



白金台はひと昔、シロガネーゼで有名になったところであり、日本有数の高級住宅街です。東大の医科学研究所や八芳園などもあり、どこかハイセンスな感じです。
そういえば、友人も何人か八芳園で結婚式を挙げたんですが、みんな結構成功者でしたね。



そして、この白金台が港区の南限です。大きな港区を北の赤坂迎賓館から南の白金台まで縦断しました。ここからはコースに従って、国立科学博物館附属自然教育園・東京都庭園美術館の前のプラチナ通りを通って、再び麻布や六本木がある北方向へと向かいます。
白金台と言えば、やっぱりメイン通りであるプラチナ通り。この通りの両脇にはイチョウの木が植えられており、秋のイチョウの季節にはとてもきれいです。




プラチナ通りを出ると、コースに沿って、南麻布へ。
南麻布・元麻布
コースは白金台を出ると外苑西通りに沿って、広尾(渋谷区)を少しだけ通った後、天現寺交差点を右折し明治通りを東へ。しばらくは明治通り沿いを歩きます。
天現寺の交差点のところには歩道橋があって、見晴らしがいい感じ。歩道橋から今来た道を見てみると都立広尾病院、そしてその向かいには慶応義塾幼稚舎。白金の近くに慶応の幼稚舎があるんですね。
白金台には受験の学校がいくつがあったんですが、やっぱりそういうことだったんですね。



大きな光林寺のお寺の脇にある新坂から坂を上って南麻布へと入ります。このあたりは大使館がたくさんある地域です。これは元々この地には大名の屋敷が多くあり、明治時代に入ると大名屋敷が廃止され、諸外国の居留地になったからなんだとか。
家の表札には外国人の名前も多く、とても国際的な場所です。普通そうな家もありますが、それでも何億円もするんでしょう。脇へと入ると、ビンテージマンションと呼ばれる、高級なマンションもたくさんあります。
ちなみに麻布がつく地名はこのあたりにたくさんあるのですが、中でも南麻布、そして次に元麻布が最も高級って感じでしょうか。




新坂を上がりきると有栖川宮記念公園。もともと有栖川宮家の御用地でしたが、のちに御用地は東京に下賜。公園として整備されました。敷地内には東京都立中央図書館もありますが、落ち着いた雰囲気の公園です。
公園内には高低差がずいぶんあり、東側が遊具エリア。西側には庭園があり、高低差を生かして滝なんかもあったりします。
遊具エリアで遊んでいる子たちはみんな流ちょうな英語を話しており、庭園ではマダムたちがわんちゃんのお散歩。なんとも麻布らしい風景なんでしょうか。




コースに沿って、有栖川宮記念公園から坂を下りると、元麻布。ここからはテレビ朝日通りとある少し小さな通りを歩いて、六本木へと向かいます。
付近にはカタールの大使館、スイスの大使館、ポルトガルの大使館といろいろな大使館がありますが、北に進むにつれ、中国の大使館が近づいてくるとやたらと警察が多くなってきます。
北に向かって右手が元麻布。左はこの辺りにもおもしろい建物がたくさんあります。コースをそれて一筋中に入ってみると、高級なおうちやマンション。マンションの1階でタクシーが乗客待ちしているというのも、なんとも麻布らしい光景なんでしょうか。



さて、六本木ヒルズまで戻ってきました。ヒルズからは六本木通りを西へといき、西麻布の交差点です。


南青山・北青山
コースではこの西麻布からは北進し、青山霊園へと向かうのですが、西麻布の交差点から西に100mほど逸れると骨董通り。そして、まっすぐ骨董通りを5分ほど下っていくと南青山です。
骨董通りは昔は骨董屋さんが多かったことから名づけられたのですが、今では骨董屋はほとんどなく、凝ったファッションのお店がたくさん。
この骨董通りから路地へと入ると、岡本太郎記念館や青山フラワーマーケットが入るグラッセリア青山。さらにはジャズの老舗ブルーノート東京。さすが青山。とてもおしゃれで、洗練された雰囲気があります。



骨董通りを歩くと大きな通りに出ますが、そこが青山通りです。正面にはAOビル。青山大学もすぐ近くです。右折して1分ほど行けば、表参道の交差点。この青山交差点が南青山の中心ともいえる場所です。
表参道は坂の上になっており、表参道を下ると北青山、そしてすぐに渋谷区に入り、原宿へ。そして、明治神宮へと続きます。歩道橋の上から表参道を見てみると、並木道が周りの建物と調和していてとてもきれい。本当におしゃれなところなんですよね。


コースに戻るためには再び西麻布へと戻る必要がありますが、そんな中でも西麻布へと戻るお勧めの道が御幸通り(千代田線が通る道です)。
ここは南青山の中でもハイブランドのブティックが特に多く並ぶ通りで、個性的な建物が数多く並んでいます。現代的な建物もここまでユニークになれるのかと思えるほどで、建物の写真を撮ってるだけで時間を忘れてしまいそう。
日中はおそらくかなりの人がいると思われますが、朝早く歩いているので人は少なめ。


御幸通の根津美術館までくると、長谷寺のあたりに出てきて、そこからすぐに西麻布の交差点です。



青山霊園・外苑通り
西麻布へと戻り、そのまま青山霊園へ。明治7年作られたこの霊園は、日本初の公営墓地。そして、都内の4霊園の中で最大のものです。中には著名な文化人などお墓もあります。霊園内には車道があり、桜並木になっています。春には桜が秋には紅葉がとても美しいところです。
園内はとても静かで、都心にいることを忘れてしまいそう。霊園なのに、なぜか散歩で来たくなるような素晴らしいところです。



青山霊園の中を歩いてそのまま青山一丁目へ。途中の青山公園では、米軍のヘリパッドや国立新美術館。こんな街中に米軍施設があるんですね…
青山一丁目で青山通りを東に行くと、外苑のイチョウ通り。約300mにもわたってイチョウ並木が続きます。東京を代表する風景で、秋のシーズンには混雑していますが、一度は見ておきたいところです。




さて、青山一丁目から外苑東通りに進み、さらに信濃坂駅すぐ南の権田原の交差点で右折。明治記念館の筋を下っていきます。このあたりは安鎮大権現の小さな社があったことから安鎮坂と呼ばれています。栃の木の並木道になっていて、とてもきれいな道です。安鎮坂が鮫が橋坂へと続きます。
この鮫が橋坂にあるのが、赤坂御所の鮫が橋門。赤坂御所の正門です。正門ということもあって、警察の警備がかなり厳重そうですが、声をかけられたりはしなかったので、よかった… さすがに門の写真を撮るのはできませんでしたが。
そろそろゴールが近づいてきました。


ということで、迎賓館赤坂離宮の入り口に帰ってきました。そして、これで、MINATO健やかウォーキング&サイクリングMAPの『赤坂・麻布・高輪を巡る街並みコース』、終了です!!

最後に
さて、港区、むちゃくちゃ大きな街でした。そして、ものすごくたくさんの立ち寄りスポットがあり、大満足なコースでした。港区のほぼすべてを満遍なく楽しむことができました。
街並みとしてもとてもきれいなところが多かったです。実は散歩として何度も歩いているんですが、そのたびに毎回新たな発見がありました。やっぱりいいですね港区。あこがれる理由がとてもよくわかります。
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