東海自然歩道 in 関西: 原山~月ケ瀬
今回は東海自然歩道を歩いて、茶で有名な原山を抜け、京都で唯一の村である山城村までを歩きます。途中、特に有名な見どころはなく、舗装された道が多いですが、童仙房のあたりはきれいな高原になっており、とても美しい景色が楽しめます。
東海自然歩道 in 関西: 原山~月ケ瀬
原山
加茂駅からバスに乗り約1時間で原山に到着します。この辺りは隣の宇治田原と並んで茶の有名な生産地です。町の至る所に茶畑があり、東海自然歩道はこの茶畑の間を通過していきます。
結構東海自然歩道にも慣れてきたので、なんとなく直感的にルートがわかるのですが、茶畑内は農道との分岐点も多く、迷いやすい人にはかなり厳しいのかも。
しばらく行くと山道です。ここから童仙房まで一気に登っていきます。なお、この原山と童仙房の間には三ヶ岳という山があるのですが、山頂に至る道は見つけることができませんでした。
看板がない道を登っていく感じなんでしょうか。頂上に行ってみたかったけど残念。
峠を越え、林道に出てくると童仙房。ここは標高400~500mの場所にある高原で、山の中に小さな集落が点在しています。 高所にあるので寒く、積雪もあるようです。冬に来る場合は注意しなければいけないのかも。集落の真ん中には童仙房山荘と呼ばれるホテル?のようなものがあります。
童仙房から野殿、押原へ
童仙房からは南山城横断林道(三国越林道)と書かれた道をずっと下っていく感じです。童仙房小学校のあたりから横断林道が始まります。
童仙房小学校は建物は立派ですが、廃校のようですね。田舎に子供がいることは結構まれになってきました。田舎に行くとこういう廃校は本当にしょっちゅうありますね。
野殿の小さい集落を通り抜けた後、右折して南山城林道からそれて、月ケ瀬口駅のほうへと下っていきます。6キロ程度の下り坂で、交通量はほとんどないぐねぐねした道です。
時折視界が開け、眼下には山が広がっているのがわかります。ずーっと向こうまで山が続く、きれいなところです。
なお、野殿から東海自然歩道を逸れて、東に行くと30分ほど行くと京都、滋賀、三重の境目である三国塚や三国越展望台などもあるのですが、時間がないので行きませんでした。いつか行ってみたいですね!!
横断林道は初めから最後までほぼ林道なのですが、実はこれは新道で旧道は山道だったようですね。
ちなみに今でも旧道を歩くことができ、旧道には摩崖仏が刻まれています。今回の区間は山道がほとんどないので、歩いてみました。この道は野殿の弁天池付近から続き、途中で新道に合流します。
押原から月ケ瀬口
押原まで来ると月ケ瀬口の駅は国道163号線沿いを歩けばすぐなのですが、東海自然歩道は関西本線のトンネルを超え、線路の南側へと回り七尾鳥の方へといきます。
七尾鳥の中心には木野園と呼ばれる茶を生産する会社があり、モーツァルトを聞かせながら茶を生産しているみたいですね。お茶はクラシックがわかるんでしょうか。
さて、ということで月ケ瀬口到着です。月ケ瀬は梅が有名な村なのですが(奈良市と合併)この駅から歩いてさらに南に10キロほどあり、駅からは結構遠いです。東海自然歩道はここから東へ向かい、笠置を経由した後、奈良市内へと向かいます。
なお、月ケ瀬口は奈良との県境もほど近いのですが、実は三重との県境もすぐ。駅から歩いてすぐの場所に京都と三重の県境があります。
東海自然歩道 in 関西: 原山~月ケ瀬
住所 |
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ウェブサイト |
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行きかた |
原山: JR大和路線加茂駅から奈良交通バス25分 月ケ瀬: JR関西本線月ケ瀬口駅すぐ。奈良駅から約20分。 |
歩行時間のめやす |
7~8時間
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入場料 |
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そのほか |
☆☆ (コアなファンにおすすめ) 前半は美しい茶畑を抜けるコースで、ゆったり歩くことができます。 |
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