日本民家集落博物館【服部緑地】
新大阪の少し北にある服部緑地公園。その公園の中にあるのが、日本民家集落博物館。
日本民家集落博物館は17~19世紀の日本の田舎に見られる民家を移設し、そのまま展示している日本初の野外博物館です。
日本民家集落博物館
服部緑地公園へ
日本民家集落博物館は服部緑地公園の中にあります。服部緑地公園は新大阪から地下鉄御堂筋線(正確には北大阪急行)で10分ほどのところ。とてもアクセスしやすいところにあります。
訪れた時はちょうど桜のシーズンで、服部緑地公園もとてもきれいでした。
日本民家集落博物館内にもたくさんのお花が咲いているので、春の心地良い日にくるのがおすすめです。
日本民家集落博物館
公園内を10分ほど歩いて日本民家集落博物館です。
入り口となっているのは、河内の布施に会った長屋門を移築したものです。日本民家集落博物館は入り口からすごいです。
この日本民家集落博物館には北は東北、南は奄美大島から移設されてきた民家があります。どれも実際に使われていたもので、実際に家屋の中に入ってみることもできます。
博物館ということもあって、パンフレットや看板で詳しく説明してくれているのでわかりやすいです。
しかし、日本の民家がこれほどまでに違うっていうのもなんだか面白いです。
飛騨白川の合掌造り民家
中でも最もお気にいりなのが、 飛騨白川の合掌造の民家。
今や世界遺産となった白川郷から移設されたもので、かなり大きなものです。ほかの民家と比べても圧倒的な大きさ。合掌造りってこんなに大きかったんですね!
母屋は1階は住居、2-3階は仕事場となっていたようですが、3階建ての民家というのもなかなか見たことがないですね。
白川は訪日外国人の間でも超人気スポットなのですが、まだ行ったことがないんですよね。いつか行きたいなぁ!!
大和十津川の民家
十津川は西日本でも代表的な秘境です。数年前に行きましたが、本当にいいところでした。
山岳地帯なので、家は細長い構造になっています。
ほかの家とはかなりその見た目、とくに屋根に大きな特徴がありますね。十津川は杉の産地としても知られるので、杉板や杉皮が屋根に用いられているようです。
新築の時は杉のいい香りがしたんでしょうね。
日向椎葉の民家
椎葉といえば、平家の落人伝説や日本三大秘境でも知られる場所で、ひえつき節や椎葉神楽など独特な文化を持つ地域ですね。
この家もまた非常にユニークで、『竿家造り』と呼ばれる横一列に部屋が並んだような間取りになっていて、かなり細長くなっています。
これは家の背後に山が迫っているから。自然と共存しているのが日本人ですね。
信濃秋山の民家
信濃秋山と言われてもあまりピンときませんが、越後湯沢から西に数十キロほど行った、新潟と長野の県境の超豪雪地帯です。湯沢では1mほど積もることも多いので、もっと積もるんでしょうか。
入り口が前に張り出した『中門造り』になっており、家がL字になっています。屋根も茅葺ですが、壁も茅葺になっているのがなんともユニークです。
あまりにも寒いからか、家畜も家のなかで飼うようにできています。
雪国のおうちって本当に面白いですね。雪の中で生きていくための知恵が満載されたおうちでした。これは現地に行ってみたいなぁ!!
他にももっとたくさんの民家や建物がありました。なんだか、いろんなところに行ってみたくなるような博物館でした。とても面白かったです。
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