大阪府

阪口楼【大阪唯一の普茶料理】

天王寺公園の北というと、あまり人も多くない場所なんですが、そんな中に精進料理、特に普茶料理を提供する素晴らしい料亭があります。それが阪口楼です。

※とても残念ですが、阪口楼は閉業しました。

阪口楼

阪口楼は普茶料理を専門とする料亭。普茶料理とは、黄檗宗の祖である、中国の僧隠元が伝えた中国の精進料理です。この普茶を提供するのは関西でもかなり珍しいです。

昨今、『野菜カフェ』という名で宣伝しておきながら、ハンバーグやらを出すところが多く、菜食主義者の外国人を困惑させるところも多々あるのですが、この阪口楼は完全な精進料理。なので、菜食主義者でも安心して食べることができるのがいいですね。

また、料亭なので個室で食事を楽しむスタイル。外の景色を見ながら、ゆっくりと個室で会話を楽しむことができます。

阪口楼
入ると丁寧にお迎えしてくれます。
阪口楼の個室
部屋からは、茶臼山や庭園が見えます。

普茶は「普(あまね)く茶を施す」ということで、本来では大皿で提供するようですが、和食と融合しているからでしょうか。この阪口楼では懐石料理となっています。

値段は一人6500円で、懐石としてはずいぶんお値打ちなほうでしょうか。そして、味はすごくいい。6000円程度だと安いんじゃないかと思えるほどです。そして、見た目も美しく、どの料理もとても凝っています。見た目も味付けもまさに一流で、次はどんな料理なのかわくわくしてしまいます。

下は一部です。コースメニューなので、どんどんお料理が運ばれてきます。

阪口楼の普茶料理
ベルガモットと胡麻の葛豆腐
阪口楼の普茶料理
大根に味噌田楽(右)。左はなんか美しい…
阪口楼の普茶料理
筍と白菜のあんかけ。
阪口楼の普茶料理
ご飯は結構最後らへんに出てきました。

 

関西の料亭やレストランは数行きましたが、ここは本当に大満足です。

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