飛瀧神社【那智の滝】
那智の滝は飛瀧神社のご神体として古くから多くの人の畏敬を集めてきました。巨大な滝はまさに圧巻の一言です。
飛瀧神社
飛瀧神社は青岸渡寺の三重塔から下ってすぐのところにあります。那智自体が結構な山の中にあるので、高低差があるのが少し大変です。
境内を歩いているとどれが青岸渡寺で、どれが那智大社のかとわからなくなりそうですが、那智の滝は飛瀧神社の境内あります。
飛瀧神社の鳥居をくぐると、階段を下っていきます。短い道のりですが、石段になっており、周囲は那智原始林になっています。うっそうとした森で、なんとも荘厳な雰囲気が漂うところです。
階段を下りてくると飛瀧神社。社殿のようなものはなく、ご神体は那智の滝です。近くで見るとかなりの迫力です。
ちなみに、落差は133mあり、滝つぼだけで10mmあります。滝の大きさで日本一と言えば、立山の称名滝なんですが、一段の滝としての落差は日本一です。
熊野三山はそれぞれ自然崇拝から始まりました。そのなかでも那智大社はこの那智の滝をご神体として始まったと言われています。
もっと滝に近づきたい場合、お滝拝所行くことができます。滝のすぐそばにあるので迫力がすごいです。近づくと、音だけでもすごい迫力です。
那智の滝は岩盤の切れ目のため、三筋になり落下するので、三筋の滝とも呼ばれますが、近くに来るとよく見える気がします。
あんな高さから水が落ちてくるなんて本当に自然の神秘ですね。
熊野にはこういった神秘的な場所が本当に多く存在します。長い日本の歴史の中でなぜこの熊野が特別視されたのか、本当によくわかる気がします。
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