京都府

京都の夏の和菓子【お土産にも!!】

京都には四季折々の和菓子があって、本当にいつ行っても楽しむことができますよね。京都の夏っていうのはどうも蒸し暑くて過ごしにくいんですが、そんな季節でもおいしく楽しめる和菓子があります。

夏甘糖

夏柑糖は上七軒にある老松の和菓子。今ではすっかり希少なものとなった夏みかんの中をくりぬいて、寒天と混ぜて、再び夏みかんに注ぎ込んだもの。

見た目からしてなんとも夏らしい感じです。

1つで1500円と、なかなか値が張る和菓子です。

寒天なので、食感はプルプル。ただ、ゼリーとはまたちょっと違った食感です。冷やして食べると、夏ミカンの味がなんともさわやかで、まさに夏らしい和菓子です。1つは大きいので、4つほどに切って食べるとちょうどいい感じです。

とってもおいしいんですよね!!

知る人ぞ知る京都の夏の和菓子ということや夏みかんが希少なこともあって、4月の販売でなくなり次第終了。だいたい7月あたりには売り切れているのかも。代わりにグレープフルーツに入った晩柑糖ってのもあるんですが、それだと結構手軽に食べることができます。

若鮎

若鮎はカステラの生地で求肥を包んだ和菓子。京都の様々な和菓子やさんで売られており、京都以外にも岐阜などで売られていたりもします。

清流を上がる鮎を模しており、京都の若鮎は嵐山の桂川や京都市内を流れる鴨川に住む鮎を模したものが多いです。京都では主に初夏から売り始められます。

鮎の顔がかわいいですね。それぞれのお店で鮎の顔は変わります。

カステラのふんわり感、そして求肥のもちもち感がマッチして良い感じ。なんともさわやかな味で、まさに夏らしい味です。

工芸菓子

主に老舗和菓子屋が初夏に販売する羊羹のうち、中にはかわらしい金魚や天の川などが、芸術的な見た目をもつものがあります。工芸菓子や京羊羹など、様々な名前で呼ばれていたりします。

金魚や小石は飴細工です。

その見た目はお菓子とは思えないほどの美しさ。とにかく芸術的です。食べるのがもったいないぐらい。

上の透明なパートは琥珀羹でできています。そこに銀箔や金箔を散らしており、なんとも優美な感じです。味は、とても上品な甘さとあっさりした味。冷やして食べるといいのかも。お茶とよく合うお菓子です。

竹水羊羹

京都で夏菓子の定番の1つと言えば、やっぱり竹水羊羹。竹の筒の中に羊羹が入っているお菓子で、小豆の羊羹に竹のほんのりとした味があり、とてもおいしいです。また、冷やし食べることになっていて、羊羹のつるつるとしていて冷たい食感は、とっても夏らしい感じです。

本物の竹に入っています!!

一部プラスチックの竹を使用しているところもありますが、京都の老舗はどれも本物の竹を使っています。食べ方が独特で、蓋となっている笹をはずし、竹の後ろに錐で穴を開けます(購入時についてきます)。そして軽く振ると羊羹が滑り出てきます。

竹を針で指すと、羊羹が出てきます。

水無月

京都では6/30になると各地の神社で夏の無病息災を願って様々神社で夏越しの祓えが行われるのですが、その時に必ず食べるのが水無月です。

もともと宮中の人は氷を食べて暑気払いをしていたのですが、一般人だと氷は貴重という事で、氷の形をした水無月を食べ始めたのがはじまりです。

水無月

白いういろうの上に、甘く炊いた小豆がのっているシンプルなお菓子。ただ、京都の初夏になればほぼ全ての和菓子屋で売られているぐらい一般的なので、いろいろなところのものを楽しむことが出来ます。

わらび餅

夏に無性に食べたくなるのがわらび餅。わらびの根から作ったわらび粉を原料とするお菓子ですが、奈良がわらび粉の有名な産地であったことから、奈良からほど近い京都にも昔からたくさんのわらび餅を売っている和菓子屋さんがありました。

気付いたら買ってたなんてのがわらび餅ですよね。

わらび餅は、やわらかくてぷるぷる、とろとろ。たっぷりのきなこをまぶして食べます。口に入れるとひんやりとしていて、食べるだけでなんとも涼しい気分がします。

京都では抹茶味のわらび餅もとても人気です。

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