紀泉アルプス 3: 山中渓~孝子
紀泉アルプス歩き続けて、もう終わりが見えてきました。今回のルートは山中渓駅から南海電鉄の孝子駅までのルートです。多くの山が連なり、前回(犬鳴~山中渓)とは違って、美しい眺望スポットも多く、紀泉アルプスの中でもベストのコースです。20kmと少し長めですが、それぞれの山はそれほど高くないので、ちょうどいい感じのハイキングです。
紀泉アルプス3: 山中渓から孝子
第1パノラマ、雲山峰へ
今回のスタートはJR阪和線の山中渓駅。ここは大阪府阪南市です。阪和線では大阪府最南端の小さな駅です。今日はここを7時に出発。ちょっと早めに歩いて、予定では孝子に2~3時ごろ到着予定です。
駅を降りると、まずは銀の峰ハイキングコースへと向かいます。銀の峰ハイキングコースは駅から出ると南に少し歩き、踏切を渡って高速の下をくぐるとすぐです。ここからまずは第1パノラマを目指します。
第1パノラマまでは45分程度の結構きつい登りですが、この登りさえ終われば今日はあとは楽です。
第1パノラマからは銀の峰ハイキングコースを逸れて、雲山峰と書かれた方へ進んでいきます。そのまま銀の峰コースへ行くと、第2パノラマへと行き、山中渓へと戻ってしまいます。
ここから道は平坦で歩きやすいです。そして歩いてすぐに四ノ谷山に到着。
四の谷山からは雲山峰を目指します。途中の道は若干登りはあるものの、平坦な道が大半で歩きやすいです。かなり快適に歩けます。
雲山峰、懴法ヶ嶽
歩いて1時間ぐらいで雲山峰に到着です。雲山峰は489.9mの山で泉州ではかなり大きめの山ですね(ちなみに紀泉アルプス最高峰は922mの南葛城山)。頂上は展望はありませんが、広場みたいになっています。
また、経塚もあります。この経塚とは修験道の始祖である役行者が経を埋めたところで、彼の初めての修行の地はこの葛城と和泉の山脈一体でした。この経塚は友ヶ島から始まり、金剛・和泉山脈沿いに28の経塚があります。
ここからは下りで井関峠を経て、再び懴法ヶ嶽(せんぽうがたけ)にかけて登っていきます。懴の漢字が難しいですね! そんなこともあって籤法ヶ嶽(くじほうがたけ)と長い間表記され、そのままになっていた山なんだそうです。今では懴法ヶ峰に戻されています。ちなみに東峰と西峰があり、それぞれ違った眺めが楽しめますよ!
大福山、俎石山
この懴法ヶ峰から少し上ると大福山です。今日は本当に山が多くていいですね。なんか対して歩いてませんが、得した気分です。大福山の山頂には千手寺跡があり、昔は修業の場として栄えていたようです。すこしわかりにくい場所にあるのですが展望台もあり、岬町の街並みが見えます。岬町は大阪で最南端の町です。
ちなみにこの大福山からコースを少し離れ、1km(20分ぐらい)北に行くと俎石山。ここは紀泉アルプスの中でも最も眺望がいいところなので、時間があれば行くことをお勧めします。北展望台からは阪南市の町が一望できます。
さっきの大福山に戻り、コースを続けます。ここからは札立山へと向かいます。地図にはありませんが、途中見返り山という山があり、和歌山市方面がよく見えます。紀ノ川もよく見えます。
和歌山が近いので、もう紀泉アルプスのコースも終わりに近づいてきました。
札立山
そして札立山に到着です。349mの山です。それほど大きい山ではないですが、ここからも和歌山方面がよく見えますよ! 山頂では休憩している人は多かったです。やっぱり人気の山なんでしょう。ここからは飯盛山を経て、みさき公園方面にも下っていけますが、大阪環状自然歩道のルートである平井峠を経て、孝子駅へ向かうルートへと進みます。
平井峠まではアップダウンが続きますが、それほどきついわけではないので、やっぱりちょうどいい感じです。ただ、途中分岐が多めです。分岐の時にはおそらくどこかに小さくでも看板があるので、探してみるといいと思います。
ルートは平井峠の直前で曲がって孝子へと下っていきますが、平井峠はルートからほんの1-2分はずれたところにあるので行ってみるといいのかも。
孝子駅へ
平井峠からコースに戻り、下るとすぐに車道に出て、あとはその車道を孝子駅に向かって30分ほど歩くだけ。隣には国道26号線が走ります。もうすぐ今日のゴールに到着です。
さて、今日のゴールの孝子駅に到着しました。今回は休憩ほぼ無しで7時間ほど。山中渓に早めについたのがよかったです。
周りにはコンビニも自販機もない、かなり小さめの駅。南海電車では大阪府最南端の駅です。駅の前には紀州街道が孝子峠を経て大阪と和歌山をつないでいましたが、今では歩いている人はほぼ全くおらず、南海本線の中では乗車人数が少なくひっそりとしたところです。
次は紀泉アルプスの最終回。この孝子からとうとう終点の多奈川を目指します。
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