紀三井寺【和歌山の桜の名所】
和歌山県の西国三十三箇所の2番目の札所である紀三井寺。和歌山市の中心地からも程近い距離にあるのでアクセスも良く、春の季節には桜の名所としても有名なお寺です。
紀三井寺
紀三井寺は和歌山駅からきのくに線に乗り換えて、わずか10分ほどのところ。さらに、紀三井寺駅からは紀三井寺まで歩いてわずか10分ほどです。駅からは山の方へと歩いていくと、紀三井寺の大きな楼門が見えてきます。
紀三井寺は770年に唐の僧侶、為光上人によって開かれたもの。ここに十一面観音を祀り本尊として紀三井寺を建てました。ちなみに一般的には紀三井寺と呼ばれていますが、正式名称は金剛宝寺護国院なんですよね。
門から続くのは長い階段。200段以上あります。足腰が悪い人にはなかなか厳しいのかも。ただ他の西国三十三箇所と比べると、これぐらいの階段はそんなに大したことはないのかも。
見逃してはいけないのが、この石段の隣にある湧き水。紀三井寺には3つの井戸(清浄水、楊柳水、吉祥水)があり、紀伊にある三つのお寺ということで、紀三井寺と呼ばれているんですね。名水百選にも選ばれており、水質もかなりいいようですね。
さて、階段を登りきると、多宝塔や本堂といったお寺のメインとなる建物が見えてきました。ちょうど桜の季節に来たのですが、桜が本当に綺麗でしたよ。ここの桜は早咲きなので、他のところよりも少し早く桜が楽しめるのがいいですね。
和歌山といえば、和歌山城の桜もとてもきれいですけどね!!
境内は少したかいところにあるので、かなりいい見晴らしです。和歌浦方面がよく見えます。
本堂は桜の木が一番美しく咲くところにあります。江戸時代の建築ですが、かなり大きな本堂です。本堂の裏手に大光明殿があり、そこで寺宝が展示されています。
そんな大光明殿には紀三井寺の本尊である十世紀に作られた十一面観音が祀られており、隣にいる千手観音と合わせて、50年に一回の開帳ですが、2020年には紀三井寺の開創1250年を記念して開帳されましたが、次回はいつになるんでしょうね…
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