石切神社【でんぼの神様】
大阪には多くの有名な寺社がありますが、ほかの観光地のようにあまり観光地化されていないところが多いです。しかし、そんな中でも石切神社は参道に多くの土産物屋を持ち、大阪でもとても人気な神社の1つが石切神社です。特にがんなどの腫物にいい神社とされ、でんぼの神様として知られています。
石切神社
神社前の参道
石切の駅を降りると、坂を下って商店街を降りていきます。ちなみに近くに新石切の駅もありますが、石切駅から来たほうが色々あって面白いです。
ちなみに神社の正式名称は石切劔箭(つるぎや)神社ですが、石切さんとか石切神社と呼ばれています。
さて、この商店街は神社までを結ぶ参道で、結構な長さがあります。お土産物さんもそれなりにありますが、それと同じぐらい多いのが占い屋。実は石切などの生駒山のふもと周辺には占いや修行場などのスピリチュアルな施設が多数存在するんですよね。
なぜなんでしょう。神武天皇がここで戦ったから? なかなか不思議です。
そんな感じで歩いていると、神社に到着します。歩いていてなかなか面白い、新鮮な感じでした。
ちなみに石切神社の起源となる上の社は駅を降りてきつい坂をだいぶ上がっていくとあります。
石切神社
社殿によると、石切神社の上の社に可美真手命(うましまでのみこと)が饒芸速日命(にぎはやにのみこと)を自身の出身地とされるこの石切の地に祀ったことが始まりと伝わります。
古事記では、饒芸速日命は神武天皇の最大の敵とされた長髄彦(ながすねびこ)の妹と結婚して可美真手命を設けており、あの聖徳太子と戦った物部氏の祖先とされる神でもあるんですよね。
その後、崇仁天皇の時代に下の社に可美真手命も祀られるようになり、いつしか下の社の方が有名となって、現在の石切神社として知られています。
ちなみに、石切神社と言えば、「でんぼ」の神様。腫れものをやっつけてくれる神様です。
絵馬堂の上を見てみると、剣がのっていますね。実はこの神社は「つるぎや」という名前からもわかる通り、どんなに固い岩でもきれる剣と矢をご神体としてまつっています。この「きる」というところから、おそらく腫物の神様として信仰されるようになったんでしょうね。
本殿
この神社の門をくぐってすぐに出てくるのが本殿(拝殿も)なんですが、その前を多くの人が行ったり来たりしています。これはお百度参りといわれるもので、本殿とお百度岩の周りを百回ぐるぐると行ったり来たりすることで、どんな願いでもかなえてもらえるというもの。
実際、お百度参りはこの石切神社以外にもいろんなところでやっているんですが、それでも特にここのお百度参りは有名です。
石切神社のアクセス情報
住所 |
大阪府東大阪市東石切町1-1-1
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サイト |
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行き方 |
近鉄奈良線の石切の駅から徒歩15分ほど。石切の駅から神社までずっと商店街や土産物屋が続き、いろいろ楽しむことができます。ただし、駅から神社までは結構な坂になっています。 近鉄けいはんな線新石切の駅からは徒歩10分ほどで行くこともできます。新石切の駅からは商店街等はありませんが、坂はほとんどなく、行きやすいです。
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拝観時間 |
24時間開いてます。
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拝観料 |
無料
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そのほか |
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