京都府

今熊野観音寺【頭痛封じのお寺】

日本には安産祈願や商売繁盛など様々なご利益を与えてくれるお寺があります。そんな中でも、京都の今熊野観音寺は頭痛封じのお寺として知られ、西国観音霊場15番札所のお寺です。

今熊野観音寺

今熊野観音寺の最寄りは東福寺駅。近くには東福寺や泉涌寺など有名なお寺が多くあります。実は今熊野観音寺は泉涌寺の塔頭寺院でもありました。

駅から歩いて10分程度で、赤い橋を越えると今熊野観音寺です。

今熊野観音寺の橋
橋がとってもきれいですね!!
いまくまのの石碑
「いまくまの」。

今熊野観音寺が開創されたのは807年。東寺で修行する弘法大師がこの地から出ている光を見つけ、弘法大師がそこに行ってみると熊野権現と出会いました。そして、そこで観音を授かったことが寺の起源だといわれています。

大師に由来があるお寺なので、境内には大師堂など大師に関連したものもいくつかあります。

今熊野観音寺の大師堂
大師堂。ぼけ封じ観音も。
ボケ封じの地蔵
身代わり石仏をおさめて、ぼけ封じを念じるらしい。

今熊野観音寺の本堂は二重の屋根になっており、大きさから威厳を感じますね。

本尊は大師作の十一面観音菩薩ですが、秘仏となっています。

今熊野観音寺の本堂
本堂は1712年建立のもの。

なお、今熊野観音寺といえば頭痛のお寺。

頭痛のお寺になった理由は、その昔、後白河天皇が頭痛に悩んでいるとき、この今熊野観音寺で祈祷を受けると枕元に観音が現れ、頭痛が取り除かれたからなんだとか。頭痛治しの枕カバーも売っていました。

本堂の裏には医聖堂と名付けられた大きな塔があります。朱色が何とも美しい塔で、医学に貢献した人を祀る塔です。

頭痛と医療ということで脳外科医に人気なんてこともあるんでしょうか。  

医聖堂への道
裏手から坂を上がっていきます。
医聖堂
1984年にたてられた新しめの塔です。

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