法輪寺【京都の十三参りのお寺】
嵐山といえば、京都でも有名な観光地ですが、その嵐山に静かにたたずむお寺があります。それが法輪寺です。法輪寺は京都の中でも十三参りの有名な寺で、京都人なら一生に一度は必ず訪れるお寺です。
法輪寺
法輪寺は阪急の嵐山の駅からわずか5分ぐらいのところにあります。結構大きなお寺ですが、嵐山の賑わいとは対照的に、とてもひっそりとしています。
法輪寺はもともと713年に行基により創建されたのが起源と伝えられます。829年には、空海の弟子である道昌が虚空蔵菩薩を安置し、のちに伽藍も整備されていきました。
本堂までの道にあるのが、電電宮。道昌がこの法輪寺に来た時、星が空より注いで虚空菩薩が出現したと伝得られており、雷をつかさどる電電明神を境内に祀っています。いつしかこの電電明神は電気・電波の神となり、電気関係の人たちから支持されているようですね。
電電宮のためでしょうか、境内では珍しくMicro SDお守りがありました。とてもユニークですね!!
法輪寺と言えば、十三参りですね。十三参りとは、十三歳(数え年)になった男女が知恵を授かるために、知恵をつかさどるといわれる虚空蔵菩薩が祀られているお寺で、春にお祈りしてもらう行事のことです。関西圏ではそこそこ有名な行事で、特にこの法輪寺は京都でも最も有名な十三参りの寺です。
しかし、なぜ13なのかというと、13という年齢は昔の日本では元服の年齢で、この年から大人とみなされるようになったからだろうというのが有力なようです。
なお、法輪寺での十三参りには大事なルールがあります。それは祈祷を受けて、帰る際に渡月橋を渡るまでに絶対に振り返ってはいけないということ。振り返るとせっかく受けたお祓いの効果を置いて行ってしまうことになると信じられているんですよね。
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