宝厳寺【竹生島】
長浜から船に乗って30分。琵琶湖の北に浮かぶ小さな島が竹生島です。
そんな竹生島には宝厳寺があり、西国三十三観音のお寺の1つで、日本三大弁才天の1つとしても有名なお寺があります。
宝厳寺
宝厳寺があるのは竹生島。長浜や彦根、または近江今津から船が出ています。どこから乗ってもそんなに時間は変わらないのですが、長浜港だと駅からアクセスしやすくていいと思います。
なお、どこから乗ってもフェリー料金として往復3000円ほどと入島料の600円が必要です。また、フェリーの都合上、島にいる時間は基本的に90分と定められています。
90分だと少し短いかなとは思ったんですが、実際は結構ちょうどいい時間だと思います。
宝厳寺に到着すると、「祈りの階段」と呼ばれる165段の長い階段を上ります。結構急な階段です。そんな本堂を登りきると、弁天様のいる弁天堂。宝厳寺の本堂です。
もともと宝厳寺は724年に聖武天皇の命によって行基が建立したと伝わり、歴史もとても古いお寺です。特に本尊である弁才天は江の島・宮島の弁才天と並んで、日本三大弁才天の1つとされています。
ちなみに、弁財天は弁才天とも書いたりするんですが、宝厳寺では弁才天。音楽、芸能や財福などさまざまなご利益をもたらしてくれます。
さて、竹生島で見ておきたいのが唐門。豪華な装飾が施された門で、実は桃山時代に作られた国宝の門。なんと、この門はもともと京都の豊国廟の極楽門を移築したもの。さらにその前には大阪城の極楽門であったことがオーストリアのエッゲンベルク城で見つかった大阪城を描いた屏風よりわかりました。
確かに近づいてみてみるととてもきれいな装飾があることがわかります。2020年に色を塗りなおす工事をしたので、かなり新しく見えます。
また西国三十三の観音はこの唐門を渡ったところにある観音堂にいらっしゃいました。
さらに唐門から進んで舟廊下をわたるとそこは都久夫須麻神社。寺との分かれ目が微妙で宝厳寺の一部だと勘違いしてしまいそうですが、実は別の神社です。鳥居とかが大きくあるわけではないので、わかりにくいですね。
といっても、もともとは同じで両方とも合わせて竹生島弁才天社と呼ばれていたのですが、神仏分離で寺と神社に分かれてしまいました。
この都久夫須麻神社の本殿は国宝で、内部には桃山時代の豪華な装飾があるようですが、残念ながら内部を見ることはできません。ただ、外からも少しだけ彫刻を見ることができます。
都久夫須麻神社の前にある竜神拝所からきれいな琵琶湖の景色が見えますよ!!
滋賀県もいろいろ行きましたが、どこから見る琵琶湖は一番きれいなんでしょうね。
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