彦根城【国宝のお城】
日本には多くの城があるのですが、中でも国宝となっているお城は5つしかないんですよね。関西でいうと、あの姫路城をはじめ、滋賀県にある彦根城も国宝です。
彦根城は滋賀県の北部にある美しいお城です。
彦根城
彦根城へ
彦根城は彦根駅から歩いて10分ほどのところ。彦根自体はそんな大きな街ではないんですよね。駅前からは大きな通りがお城まで続いているので、わかりやすいです。
駅から行くと特に何もありません。いろんなお店があるのは、この駅周辺ではなくて、彦根城の近くにある夢京橋キャッスルロードのあたりです。
彦根城に近づくにつれて、お城の遺構もだんだんと増えてきます。
彦根城
さて、彦根城に到着です。表門橋からいよいよ登城がはじまります。彦根城は標高136mの金亀山の上に築かれているので、がんばって登らなければいけません。
さて、門に入って見えてくるのが、登り石垣。石垣の上にさらに石垣が築かれています。実はこれが見れるのは彦根城含め、日本に2つしかない珍しいものなんですよね。
彦根城といえば、徳川四天王とも呼ばれる井伊直政の城ですね。
直政は関が原の戦いで大きな戦功をあげ、石田三成の居城である佐和山城を与えられました。しかし、当時は豊臣の勢力を抑える必要もあり、急遽作られたのが彦根城です。
残念ながら、井伊直政は1602年に関ヶ原の戦いで傷で亡くなり、彼の時代に彦根城は完成することはなかったんですよね。結局完成したのは1622年のことでした。
なので、彦根藩の初代藩主は直政ですが、初代城主は直政の息子である直継です。
城までは少し登り坂が続くのですが、それほど大変な感じでもないですね。平山城なので、登りやすいです。
さて、あとは橋を渡ればすぐに天守閣なんですが、この小さな橋こそ彦根城のシンボル。見た目が天秤のようなので、天秤櫓と呼ばれています。
橋になっているので、攻め入られた時に、この橋を落とせば天守閣には行けないようになっているんですよね。
さて、最後に太鼓門櫓を通ると、もう天守閣も見えてきました。
天守閣
彦根城の一番上には天守閣。3階の天守閣で、高さは23m。結構小ぶりな感じですが、現存の天守ということもあってやっぱり立派ですね。この天守閣は大津城のものを移築したものだと言われています。ちなみに完成したのは1606年。古いですね!!
2層目以上は禅宗様の花頭窓になっていたり、切妻破風や唐破風などの破風が複雑に組み合わされていたり、金具もいいアクセントになって、どこか豪華さを感じさせます。
なお、お城は現存する天守閣なので、昔の状態がよく残っており、内部にも様々な見どころがあります。ただ、現存の天守閣にありがちなのですが、階段がかなり梯子に近いほど急になっているので、足腰が悪かったりすると登れないのかも。
天守閣内は結構狭く、かなり人がいたので、じっくり見たりすることができませんでした。実はこれでもまだマシな方。ひこにゃん人気が最盛期の時は、待ち時間が2時間とかになったことがあります。
犬山城も国宝のお城ですが、じっくり見ることができたのを覚えているので、人気度には結構違いがありますね。
彦根城には庭園の玄宮園もあるので、是非行っておきたいですね!!