初瀬街道 4: 伊勢地~二本木【青山峠】

伊勢参りの街道として、多くの人に使われた初瀬街道。現在の近鉄線沿いに進む道ですが、田舎の中を進むということもあり、きれいな風景をたくさん見ることができます。

今回はそんな中でも最も難所とされる青山峠越えにチャレンジです。

初瀬街道を歩く4

伊勢地宿

近鉄の伊賀上津を降りて10分ほど行き、青山川を渡ると伊勢地宿。ここは青山峠を越える直前の宿場で、旅籠は20軒ほどあり、かなり人気の宿場町でした。

旅籠としては廃業しているものの、今でも古い建物が多く残っており、宿場町らしい雰囲気が味わえます。

街道を歩いていて、宿場町らしい雰囲気のところがまだ残っていると本当にうれしくなりますね!!

伊勢地宿へ
奥の常夜灯は1828年のもの
ここも街道らしい町並みです。

青山高原へ

初瀬街道は青山峠に向け、ゆるい坂を上がっていきます。このまま基本的に国道沿いに進んでいくのですが、いくつか途中旧道が残っているところがあり、脇に逸れていきます。

ただ、旧道はかなり草が茂っているところがあり、特に夏場は歩けないかも。蛇や蜂が心配です。

また国道は歩道がなく、通行量は結構多いです。そして皆さんかなり飛ばしています。まぁ歩行者なんかいませんからね。くれぐれも見通しの悪いところで横断しようとしたりしてはいけません。

ここを脇に逸れて旧道に入っていきます
旧道にあるお地蔵さん。
ちょっとぬかるんでいます。
出てくるところも少しわかりにくいですね。

さて近鉄の西青山駅まで来ました。近鉄によると西青山駅は乗降人数が一日3人。断トツの最少人数です。

東青山駅では駅前に公園があるのですが、西青山へ駅前に何もないですね。スーパーやコンビニはもちろんないのですが、人家もなく、人通りが本当にありません。

上に見えるのが西青山駅。

途中、旧道に逸れながら、どんどん国道を進んでいきます。

青山大師石仏群
県道670号線が分岐。この道を行ってみたい気もするなぁ!!
青山大師
滑石線が分岐。実は結構歴史がある道なんですよね。

途中から歩道がありますが、東海自然歩道用のものでしょうね。東海自然歩道はここから青山高原を横断して、新大仏寺や亀山の方へと向かいます。

東海自然歩道も歩いているので、またいつかここに戻ってこなければ!!

ここまで西青山駅から40分ぐらい。

青山高原を越える

さて、青山高原まで来ました。都心からは遠いですが、とても景色がきれいなところで知る人ぞ知る場所ですね。

初瀬街道はこのあたりから、東海自然歩道並みの本格的な山道が1時間ほど続きます。昔はこのあたりは難所だったんでしょうね。ただ、伊勢本街道と比べると、難所は少ないですね。

青山高原
湧水。この裏に旧道がありますが、状態がよくないです。
初瀬街道

さて青山峠です。この青山峠が伊賀市と津市の境界線。伊賀市は関西より、津は名古屋よりであることを考えると、ここが関西と中部地方の境目ということになるんでしょうか。

以前は結構深い森の中だったんですが、今では樹木が伐採され、開かれた所になっています。この青山峠を越えると、後は下って行く感じです。

青山峠のお地蔵さん。「みや川まで十二り半、はせ迄十一り半」
木は伐採されちゃった感じですね。
どんどん下って行きます。

さて、白山トンネル手前から初瀬街道は1時間ほど国道から離れて、山道を行きます。最初は舗装されていますが、すぐに舗装はなくなり、普通の山道になります。

ここからしばらくずっと山道です。
切り通しの青山小峠

旧道ですが、残念ながら倒木などが多く、なにより踏み跡がほぼ全くといって無かったことから、通行している人は殆どいないようですね。

途中、道がかなりわかりにくい箇所がいくつかありますが、初瀬街道である道には黄色のテープを巻いてくれています。それを頼りに進んでいく感じで、後は山道を歩いた時の勘でどんどん進んでいきます。

この黄色のテープを目印に歩きます。
青山らしい景色。本当にきれいです。
鬱蒼とした森です。
結構降りてきました。

山を下りてくると垣内宿です。最後は林道をぐねぐねと降りていく感じです。

出てきました!!

垣内宿

垣内(かいと)宿まで来ました。この垣内宿は青山峠のすぐ手前ということで、やっぱり峠を行き交う人で賑わった街道だったようです。

最近までは白山町というところだったのですが、今では合併して津市になりました。国道165線からは少し離れているということもあって、結構静かなところです。

旅籠も多くあったようで、昔の旅籠ののれんを掲げた家や旅籠の名前が書いてある看板を掲げた所もあります。

昔は旅籠があったんでしょう。今では、おそらく訪問者は皆無でしょう。

垣内宿は青山峠の麓にあることから、多くの人が疲れを癒やしたところだったんでしょうね。今でも古い家が多く残り、街道らしい雰囲気があるところです。

乗渓寺。天台真盛宗のお寺。このあたりは真盛の出身地です
集落は結構人がいますね
街道らしい雰囲気でしょうか。
垣内川が流れています。きれいなところです

二本木へ

垣内宿を出ると二本木へは1時間ほど。国道165号線沿いに進みますが、旧道は国道から少しそれたところを進みます。あぜ道みたいな感じですが、田舎らしいきれいな景色が味わえるルートです。

三重の街道は結構こんな感じで本当にきれいな道が多いです。

白山町。きれいな町です。
向こうの山間が東青山駅
成願寺
猪ノ倉温泉。行ってみたいなぁ!!

ちょうどこの辺りは近鉄の榊原温泉口がある辺りですね。榊原温泉は伊勢参りに行く前に身を清める湯ごりの地として知られていたところです。とはいえ、榊原温泉は初瀬街道から北に10kmほどいったあたり。少し遠いですね。

榊原温泉口駅がある辺りは民家はあまりないのですが、初瀬街道の辺りは民家もあり、畑に囲まれた平坦な道を行きます。

榊原温泉。意外と古い温泉場です。
元々、倭村の役場の建物でした。
振り返ると青山高原の風力発電が見えます。

二本木宿

今日のゴール二本木宿です。ここには3軒ほどの旅籠があったところで、古い建物もそれなりに残っています。やっぱり街道だと、田舎の方が雰囲気がしっかりと残っています。

二本木の太神宮常夜灯
近代的な建物だ
雰囲気のある町並みです。

ちなみにこの二本木宿の近くにあるのが、近鉄の大三駅。ここから電車に乗って、難波まで約1時間半~2時間で、松阪方面には約30分程度で行くことが出来ます。

ただ、大三駅は普通のみ止まる駅で、一時間に一本しか来ないので結構不便です。

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