京都府

醍醐寺【京都最古の建造物】

京都と言えば、やっぱり歴史が古い町だという印象がありますが、実は中心部には思ったほど古い建物はありません。これは京都がたびたび戦果に巻き込まれたからなのですが、その中でも醍醐寺は京都最古の木造建造物といわれる五重の塔をもち、京都でも最も有名なお寺の一つです。

※醍醐寺には正確に言うと、山頂の上醍醐、そして麓の下醍醐があります。上醍醐は山道を歩いて片道1時間ほどです。登山です。

醍醐寺

さて、京都市営地下鉄東西線の醍醐駅から歩いて10分ほどで醍醐寺。駅からお寺までの道はほとんどまっすぐなのでわかりやすいです。

醍醐寺の始まりは874年、空海の弟子である聖宝が准胝観音と如意輪観音を現在の上醍醐の小堂宇に安置したことから始まります。聖宝はこの地を醍醐山と名付け、山頂の上醍醐を中心に山岳仏教の霊場として発展していきます。

また、聖宝が皇族と深い関係があったことから、10世紀になると、醍醐天皇によって山のふもとに塔などが建てられ、麓は下醍醐、山の上が上醍醐と呼ばれるようになりました。

両側に桜が植えられています。春にはきれいなんでしょうね!!

入って左手に醍醐寺の庭園『三宝院』があります。三宝院は秀吉が醍醐の花見の際に、秀吉自らが設計したものだと言われており、桃山時代の雰囲気を伝えるかなり立派な庭園です。

日本庭園はやっぱり落ち着きますよね。

三宝院の唐門
三宝院の唐門。国宝です。金箔がなんとも桃山時代らしいですね。

下醍醐は発展するものの、応仁の乱で五重塔以外はことごとく消失。醍醐寺が復活を遂げたのは、豊臣秀吉が16世紀にこの場所で淀殿やねねを連れ、1500人で大規模な花見を開き、寺を復興させた時です。

秀吉が花見を開き多くの桜を植樹したことから、醍醐寺は京都随一の桜スポットであり、桜のシーズンには人がかなり混むんですよね。ちなみにシーズン時には拝観料もかなり上がります…

醍醐寺の西門
西門。これは17世紀初期の再建。

この醍醐寺において、中心となるのは金堂。

もともと10世紀に建てられたものだが、オリジナルの物は焼失しており、現在の金堂は秀吉の命で和歌山の別のお寺から移築されてきたもののようです。この金堂には本尊の薬師如来像が安置されており、拝観することができました。すごい迫力でしたよ!!

 

醍醐寺の金堂
醍醐寺の金堂。国宝です。大きい、堂々とした感じです。

 

京都最古の木造建築・五重塔

この醍醐寺で一番見ておくべきなのはやはり五重塔ですね。

もともと醍醐が病気になったときに、息子の朱雀天皇が着工したものであり、完成したのは951年。戦渦に巻き込まれることも、大きな地震も経験していますが、奇跡的に生き残っています。

これが京都府で最古の木造建造物。奈良の国宝のような古さはないものの、とっても大きくて立派ですね。

五重塔。高さは38m。これも国宝です。

西国観音札所・観音堂

境内の一番奥にあるのが、観音堂。西国十一番目の札所であり、1930年、醍醐天皇の1000年を記念して作られました。

厳密にいうと、もともと西国33か所となっていたのは上醍醐にある准胝堂と呼ばれる建物なんですが、2008年に落雷で焼失してしまったので、現在では観音様ををここに移し、祀っています。

醍醐寺の観音堂
観音堂。西国観音の御朱印もここでもらえます。
弁天堂。紅葉の時には特にこのあたりはきれいなんでしょうね。

その他にも、多くの国宝や重要文化財を収める霊宝館もあり、かなり多くの国宝や重要文化財が収蔵されています。仏像好きならぜひ行っておきたいですね!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です