はも料理【なにわの伝統グルメ】

大阪と京都では、夏になると必ず食べるもののひとつに鱧があります。鱧は東京に住んでいるとあまりなじみがないかもしれませんが、西日本では家庭で食すような一般的な魚です。とくに、梅雨が終わってからの鱧はあっさりとしていて、非常においしく、梅雨明けの祭りである天神祭や祇園祭では欠かせない食べ物とされています。

はもは多きもので2mぐらいになります。非常にするどい歯を持っており、それでかみつくこともあり、名前の鱧は「食む(はむ)」より来ているんだそうです。

鱧料理@づぼらや

鱧は大阪なら様々なレストランで提供されており、スーパーマーケットでも普通に売られていることが多いです。しかし、鱧は夏と秋にしかとれないので、そのためか鱧を専門とするレストランはあまりありません。基本的には、フグなどを提供する魚屋が特別メニューとして鱧を提供することが多いです。特にフグで有名な「づぼらや」では鱧の特別メニューを提供しており、手ごろでおすすめです!

ふぐの看板が有名でおなじみのづぼらや!

鱧といえば、やっぱり湯引きですよね! 鱧は全身に骨があるので、それを取り除くために細かい切込みが入れられます。

はもは繊細な味なので、その味を尊重するために酢味噌か梅肉で食べるのが関西人のやりかたです。
hamo sashimi on a bed of chrysanthemum leaves
鱧といえば、やはり鍋。鱧鍋には甘い玉ねぎが合うとされており、必ず玉ねぎをいれます。

これともうちょっとほかにもいろいろついて、3000円でした。値段の割には色々食べれたので満足です。ほかにも鱧の店はいくつか知っていますが、5000円以下というのはあまりない気がしますね~。