天橋立【日本三景】
京都の観光地といえば、いつも京都市を思い浮かべてしまいますが、実は京都府にはもう一つ大きな観光地があります。それが、京都の最北端にある天橋立です。京都や大阪から特急で2時間ほどかかりかなり遠いのですが、松にかこまれた美しい砂州は日本三景の1つとして屈指の人気を誇る関西の観光地です。
天橋立を歩く
天橋立駅を降りて、5分ぐらい歩くと天橋立に到着します。遊歩道の始まりが少しわかりにくいですが、文殊で有名な知恩寺の近くです。遊歩道はここから対岸まで3.6km。歩いて約1時間です。歩くのがきついと言う人にはレンタル自転車もあったので、そっちのほうがいいのかも。坂もないので、浜風がきもちよくて快適だと思います。
天橋立は砂の体積によって5000年近く前にできた、幅が20~170mの大きさの砂州です。両側を阿曽海と宮津湾に囲まれており、まるで湾ににかかる天然の橋のような見た目です。砂州の両側には松の木が生え、その美しい景色は日本3景の1つに選ばれています。
しかも、浜風のせいだからでしょうか、これらの松はぐにゃぐにゃ。それもまたなんとも日本の「不完全の中に見る美」があっていいですね。
天橋立を囲む海もとてもきれいです!宮津湾側は海水浴場になっているみたいですね。
さて、案外あっという間に渡り切ってしまいました。さすが日本三景って感じで、本当に美しいところばかりでした。
ちなみに帰りは、船で帰ってきました。天橋立を渡り切ったところからいっきに15分で知恩寺のあたりまで戻るのでとても快適です。
また、この船の名前にもなっているんですが、カモメがとてもユニークで、ずっと船についてくる感じです。100円でカモメに餌をやることもできるんですが、その餌目当てなんでしょうね。糞に注意です。
傘松公園へ
天橋立を渡りきると籠神社があり、多くの人がこの神社の隣にあるリフトやケーブルカーにのって、山頂の笠松公園へと向かいます。笠松公園からは天橋立を上から見ることができます。また、傘松公園にはお土産屋やレストランなどもありました。
ちなみに、この傘松公園からバスに15分ほど乗って西国三十三所の成相寺に行くこともできます。
天橋立は伝承によると、伊邪那岐が地上にまつられた伊邪那美のもとに通うために天から続く梯子をかけたと言われますが、その梯子を間違って伊邪那岐が倒してしまい、今のような形になったと言われています。たしかに、青空に架かる橋のようですね!!
ちなみにこの笠松公園でやるのが、股覗きです。股の間から天橋立を見るんですが、なんかちょっと少し恥ずかしい感じですね。ただ、こうすることにより海が空に見え、まるで橋が空の間にかかる橋のように見えるんです。カメラで撮るとこんな感じです。
天橋立の基本情報
Address |
京都府宮津市文殊
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Website |
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Directions |
京都から: 京都から天橋立行の特急はしだてで2時間です。 大阪から: 特急こうのとりに乗り、福知山でタンゴ鉄道に乗り換えて宮津へ。宮津から豊岡方面行に乗り換えて1駅で天橋立です。3時間ほどで着きますが、タンゴ鉄道の本数が少ないので、接続が悪いともっと時間がかかるかも。 |
Hours |
N/A
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Admission |
無料
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Note |
成相寺に行く場合は成相寺までのバスのチケットも入った「天橋立三所詣周遊きっぷ」が便利です。リフト・ロープウェイ乗り場で買うことができます。
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