姫路城【白鷺城】
法隆寺と並んで、日本で一番最初に世界遺産になったのが姫路城。17世紀の前半に作られたこの城は、国宝の5城のうちの1つですが、その中でも大きさや美しさの点から最も訪れる価値があるお城だと言えるでしょう。
姫路城
姫路城は1346年、赤松氏が後醍醐の挙兵に合わせて築城した姫山城に始まります。しかし、この時はまだ砦のような感じ。城のようになり始めたのは戦国時代の半ばに黒田氏が姫路を治めた時です。その後、有名な軍師、黒田官兵衛が播磨を平定した豊臣秀吉に姫路城を献上しました。
関ヶ原の合戦の後は、徳川家康の娘である督姫を妻に持つ池田輝政が姫路城主に就任し、1609年に改修を行い、今のような城となりました。その時の城が現在まで残っています。
そんな姫路城ですが、JR・山陽電車の姫路駅を降りると目の前に見えます。お城は丘の上に建てられた平山城なので、かなり目立って見えますね!!
さて、この門を入るといきなり出てくるのが、天守閣。ものすごく大きいです。まさに感動で言葉を失うほどの大きさ。
家康が京都からも遠く離れた姫路にこれだけ立派な天守閣を気づいたのは、やはり西日本ににらみをきかせる目的もあったんでしょうね。
菱の門から逸れて、西の丸に行くと櫓の中を見ることができます。櫓の中から見る天守もまた面白いですよ。
さて、ここから天守に向かっていくんですが、さらにいくつもの門をくぐっていきます。広いお城なので、探検していると本当にいろんなものをみつけることができます。
また、天守までの道がいろいろあり、各ルートにはたくさんのおもしろいものがあります。本当に一日中ずっと探検できそうなお城です。探検しすぎて、天守閣になかなかたどりつくことができません。
姫路城の天守
さて、そして天守です。現在ある姫路城は1609年に建てられたもの。天守閣とよばれるのは真ん中の5層7階建ての建物だけで、それ以外のも天守の周りに乾、東、西の小さな小天守が立ち、さらにはその天守と小天守が渡り廊下でつながれる連立天守閣の形をしています
他の現存天守同様に、靴を脱いではいることになっています。
中に入るとおもしろいですね、本当にいろんなものが残っています。階段も結構急ですね。また、17世紀に建てられたということもあって、もちろんエレベーターもありません。
いろいろ見ていたら30分ほどかかってようやく最上階。姫路市内が一望できます。
外を見ればすぐに屋根瓦が見えますが、屋根の瓦と瓦の間に白い漆喰が塗られており、これが実は姫路城を白くさせている所以なんですよね。
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