生國魂神社【難波といえばこの神社!!】
大阪と言えばなんといっても住吉大社が有名ですが、大阪の中心地に限定してみた時、最も有名な神社といえば生國魂神社。生國魂神社は今でも大阪人からすごく愛されている神社です。
生國魂神社
こんなに大きな神社なんですが、生國魂神社の歴史はあまりよくわかっていません。もともと大阪城の近くにあったようで(現在はお旅所になっています)、社伝によると神武天皇が東征の際に大阪に立ち寄り建立したと言われています。そのため、大阪最古の神社として知られています。
生國魂神社は難波駅から千日前通りを歩いて30分ぐらいのところにあります。上本町駅からだと10分程度で来ることができます。難波から商店街や黒門市場を抜けてくるのがおすすめルートです。
こんな難波の近くにありながら、この神社を知っている人はあんまりいないんでしょうね。あまり観光地になっている感じではありません。
本殿に祀られている生島神・足島神ですが、日本書紀や古事記に登場せず、また日本全国を探してもこの2柱を祀る神社はほとんど存在していません。不思議ですね!!
本殿は第二次世界大戦で燃えてしまい、1956年に建てられた鉄筋コンクリート製のものです。生國玉神社は生玉作りというここにしかない造りで作られており、特に3つの異なるスタイルが付いた破風や本殿と幣殿が同じ屋根で構成されていることが特徴です。
正面からだと本殿の屋根はほとんど見えないんですが、横からだと結構よく見えます。
難波の中心としての生國魂神社
生國魂神社の幣殿から階段を下りて、生玉の杜へ行くと、多くの神社があります。ここに来るだけで多くの御利益を得ることができますね!!
昔は大坂には忙しい商人たちが多くいたので、わざわざ遠方まで行けない人たちがこの生國魂神社に来ていたんでしょうね。
中でも鴫野神社は淀殿が深く信仰していた淀姫神社を大阪城の近くから移設したもの。女性の守護神として親しまれています。
多くの人がこの神社に集まったこともあり、江戸時代にはこの生國魂神社で小さなお店を出す者や境内で大道芸をする者など、いろいろなことが起きました。
中でも米沢彦八はここで武将など有名人のモノマネを行い、落語の祖と呼ばれています。
生国魂神社
住所 |
大阪市天王寺区生玉町13-9
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行き方 |
地下鉄谷町線・千日前線谷町九丁目駅から徒歩10分。南海・近鉄難波駅から徒歩15分。
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拝観時間 |
9:00~17:00 (夜間は閉門しています)
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拝観料 |
無料
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そのほか |
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