ダイヤモンドトレール 2: 水越峠~紀見峠 【ダイトレ】

全長45kmのトレイルで金剛山地を縦走するダイヤモンドトレール。前回は屯鶴峯から水越峠を歩きましたが、今日は水越峠からダイヤモンドトレールの最高点である金剛山を超え、紀見峠までの約15kmを歩きます。かなり速足で駆け抜けるタフな道のりですが、頑張っていきたいと思います。

※ダイヤモンドトレイルはおおさか環状自然歩道の一部です。おおさか環状自然歩道の全行程の記録はこちら

ダイヤモンドトレール 2

水越峠~金剛山

今回は水越峠からのスタートです。近鉄の富田林駅から金剛バスに乗って40分程度で到着します。

注意しなければいけないのは、土日のみしかバスがないということ。さらに、富田林駅8:20分発が最初の便で、水越峠には9:00頃にしか着きません。紀見峠までは6-7時間程度かかるので、日没までに山を出たかったら、金剛山でゆっくりご飯を食べて山頂で時間を過ごすことはできないかも。

なお、とても大事なことですが、金剛山ロープウェイは現在休止中で、再開の目途もたっていません。

バスには30人ほど乗っていましたが、皆さん水越峠で降りました。バス停からはさらに坂を上がり、トレールがスタート。皆さんやっぱり金剛山を歩かれるようです。金剛山はやっぱり人気ですね!!

ダイヤモンドトレイルの水越峠
今日はここからスタート。
ここを左に曲がって山道に入っていきます。

山道に入ると一気に階段などが出てきて厳しくなります。ここから山頂までは5kmぐらいで1時間半程度です。金剛山にはいろいろな登山道がありますが、結構多くの人とすれ違ったので、この水越峠から登る人も実は結構いるようですね。

朝の山歩きは本当に気持ちいいです。

ダイヤモンドトレールといえばもちろん階段!!
ダイヤモンドトレイルから見た大和葛城山
あれは大和葛城山だろうなぁ!

金剛山

さて、金剛山に着きました。金剛山は1125mとかなりの大きな山です。せっかくなので頂上に行っておきたいのですが、ダイヤモンドトレールは金剛山頂には寄らずに鳥居の直前で曲がって行ってしまいます。

とはいえ、やっぱり金剛山の山頂は景色もきれいで人気なので是非寄っておきたいですね! 時間的には1時間ぐらいロスすることにはなると思いますが、1時間ぐらいならなんとか。

金剛山は六甲山などと並んでおそらく関西では最も人気な山といっても過言ではないんでしょうね。いつ来ても人が結構います。

この鳥居をくぐって金剛山の山頂や広場の方に行きます。ダイヤモンドトレールはこの直前を曲がっていきます。
山頂は葛木神社内にあるんですよね。

金剛山には2人で冬に来ましたが、その時とは景色が全然違いますね。その時は千早本道で、本来は1時間のところ、2時間以上かかって登るのにかなり苦労しました。それでも、やっぱり夫婦ともに雪があったほうが好きかなって思いました。

頂上には11時前に到着です。今日は結構ペースが早めだと思います。皆さんいろいろランチを楽しんでいるようですが、最近調理器具を山頂にまで持ってくる人が本当に多いですね。うーん、持ってくるのがなんとも大変そうだ…。

とりあえず、軽めのランチを済ませて、先を急ぎます。

金剛山山頂から。

金剛山 – 神福山

山頂では30分ほど過ごしましたが、もうちょっと楽しみたかった気がします。金剛山の山頂を出発すると鳥居まで戻ってトレールを続けます。

ちなみに、山頂からダイヤモンドトレールに沿ってロープウェイの駅まで別の遊歩道もあるようなので、わざわざ鳥居まで戻るのが面倒くさいなら、そっちを歩いてもいいかもしれません。

ただ、ダイヤモンドトレールを行けば、ちはや園地や展望台などいろいろなものがあります。

View of the Diamond Trail from the Mt. Kongo ropeway station observation deck
展望台から。いろんな山が見えます。これは…大阪方面だったかな?
ちはや園地。今は泊まれないのかな? 香楠荘も休館しましたね。

さて、伏見峠まで来ました。ここでダイヤモンドトレールは左に、そして金剛山を下って麓のロープウェイの駅まで行く人は右に行きます。ほとんどの人が右に行き、ダイヤモンドトレールへ行く人はごく僅かなので、ここからはほとんど人がいなくなります。非常にひっそりとしています。

また、ここからはトレールはほとんどが緩やかな道になるので、それほどきつくなかったです。ただ、いくつもの峠があるので、その周辺では若干アップダウンがあるかなって感じです。

伏見峠。右に行くと金剛山を降りていきます。ダイヤモンドトレールは左。
ダイヤモンドトレール名物のエンドレス階段です。
中葛城山山頂
中葛城山頂上付近から。あれは五条市かな?
ダイヤモンドトレイルの千早峠
千早峠。幕末の頃、天誅組はここを歩いて五条に向かいました。

この千早峠から少し行くと神福山。神福山の頂上へは看板のあるところから少しだけトレールを逸れて上がっていく必要があるのですが、山頂には葛城修験道の経塚である笹尾神社があります。

葛城修験道は大峰山と並ぶ修験道の聖地とされており、役行者が経を埋めた経塚がこの金剛山地や和泉山脈沿いに28か所あります。この神福山の山頂で1時前。日没までには間に合いそうな気がします。

神福山頂上
ダイヤモンドトレールからちょっと登ったところに頂上、そして祠があります。

神福山 – 紀見峠

神福山からはずっと下りで歩きやすいです。景色も少し単調になってきました。ゆったりと山歩きを楽しめる感じです。

人がほとんどいないので、道端に生えている花やキノコの写真なんかもゆっくりとれるのがうれしいです。

ダイヤモンドトレイルの行者杉
行者杉。ここが、大阪、和歌山、奈良の3つの県の県境です。
行者堂。
西ノ行者堂。733m です。

行者堂を過ぎたら下りの階段です。いったい何百段あるのかわかりませんが、ここを登ってくるのはかなり大変でしょうね…。西の行者堂の733mから山の神の450mまでの300mを一気に階段で下ります。

永遠に続く階段。これ登る人は大変だろうな…。
450m!

紀見峠のトレール入り口まで降りてきました。この出てきた車道は高野街道で大阪から高野山まで続く道です。降りてきたら坂を上がって(下がると天見方面に行きます)、紀見峠に向かいます。

途中、岩湧山へ行くダイヤモンドトレールの続きもありますが、岩湧山までは3時間、滝畑までは4時間程度かかるので、同じ日に行くのはちょっと無理って感じです。紀見峠からは高野街道の旧道を下って30分ぐらいで南海高野線の紀見峠駅に行きます。

長かった・・・。山道から出てきました!
ダイヤモンドトレイルの紀見峠
紀見峠

さて、水越峠からは15kmほどですが、約6時間で到着しました。ちょうど3時です。伏見峠付近からは結構早めに歩いたので思ったより早く着いた感じです。今回のセクションもなかなかしんどかったですが、とても楽しんで歩けました。次は紀見峠から終点の槇尾山までを目指します!! 

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