宇治上神社【現存最古の神社建築】
宇治と言えば平等院ばかりが注目されますが、実はその近くに是非訪れておきた神社があります。それが宇治上神社です。この神社の拝殿と本殿は最古の神社建築として有名であり、国宝に指定されています。
宇治上神社
宇治駅からさわらびの道を歩いて15分。朝日山の麓にあるのが宇治上神社です。
すぐ近くには宇治神社もあり、平安後期になって平等院ができてからは近隣の宇治神社と合わせて宇治離宮明神と呼ばれ、平等院の鎮守と考えれてきましたが、明治に入って2つの神社は独立してしまいました。
拝殿
宇治上神社の拝殿は国宝です。この拝殿は1215年(鎌倉時代)に建てられたもので、建築様式は中世の貴族の邸宅に見られる寝殿造となっています。
宇治には、白山神社も1277年の拝殿が残るなど、古い寺社建築が多いです。さすが歴史の街って感じです。
本殿
拝殿の裏には本殿があります。この本殿が日本最古の神社建築であり、1060年頃(平安時代)に作られたもの。
流造になっており、屋根がなんともチャーミングですね。流造は平安初期に完成したものなので、これが初期の形ということなんでしょうか。
祭神は、菟道稚郎皇子(うじのわきいらつこのみこと)です。
菟道稚郎皇子は応神天皇の息子で、非常に優秀とされた人物であり、兄である二人を差し置いて天皇に任じられました。
しかし、兄を差し置いて天皇になることはできないと思った菟道稚郎皇子は天皇になるのを辞退しますが、せっかく菟道稚郎皇子を選んだ父に申しわけないと兄たちも固辞しました。
結局誰も天皇にならない期間が三年も続き、菟道稚郎皇子は思い悩んで自死したと言われています。
宇治上神社のアクセス情報
住所 |
京都府宇治市宇治山田59
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行き方 |
宇治駅からさわらびの道を歩いて徒歩20分ほどです。周囲には案内用の看板が多くあります。
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拝観時間 |
9:00~16:30
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拝観料 |
無料
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そのほか |
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