京都府

豊受大神宮【丹波の外宮】

京都市内から電車に乗り、約2時間。福知山より少し北に行くと伊勢神宮の外宮と深いかかわりを持つと信じられている1つの神社があります。それが豊受大神社。外宮はもともとこの場所にあったとも言われています。

外宮?

外宮というと伊勢ですね。ちなみに伊勢神宮のメインは内宮なのですが、少し離れたところに外宮もあり、基本的には両方にお参りすることになっています。

内宮は日本を代表する神である天照大神が祀られているのですが、外宮には豊受大神という天照大神のご飯をつかさどる神が祀られています。

伊勢神宮内宮。大阪から歩いて行ったのもいい思い出です。

そんな外宮ですが、実は古事記によると『雄略天皇のとき、丹波の国から遷宮した』とあります。

つまり外宮はもともと丹波にあったことになるのですが、これが一体どの神社だったかはわかっておらず、その有力な1つがこの豊受大神社だと言われます。

豊受大神社

豊受大神社は丹後鉄道の大江高校前から15分ほどのところにあります。このあたりは電車の便がかなり悪いので、車で来たほうがいいのかも。ちなみに特急も止まる大江駅からでもそれほど遠くはありません。

大江山は鬼退治で有名な山です。
豊受大神社

境内に入ると、長い階段が続きます。

境内の鳥居は黒木鳥居と言われ、樹皮をはがさないまま樹木をそのまま組み合わせた鳥居です。なかなかかっこいいですね。

アクセスが悪いこともあって人もまばら。ゆっくり参拝できます。

近くで見るとなかなかかっこいい鳥居です。
神明造っぽい感じになってますね!!

入るとすぐに本殿があるのですが、まさに神明造の社殿です。こんなところで神明造が見られるのは感動ですね。祀られているのは豊受大神ですがそれ以外にもたくさんの摂社末社があります。外宮のように風宮や土宮もあります。

ちなみに、伊勢でも禁止なので、ここでも本殿の写真はやめておくことにしました。

しかし、ここから伊勢までずいぶん遠いですね。神様も引っ越すのはなかなか大変だったでしょう。

大きな木に囲まれた立派な神社です。

皇大神宮へ

元伊勢と呼ばれる豊受大神社ですが、実はここから北に5キロほど行くと内宮もあります。この神社に来る人の大半はおそらくどちらも行く人がほとんどだろうと思います。

車で来た人はあっという間に内宮まで行くことができるんですが、外宮から歩いて内宮に行くことも可能です。ちょうどこの内宮と外宮の間には宮津街道も走っており、時折古い家屋が立ち並んでいます。

そして、何よりこのあたりは伊勢と同様に田園風景が広がり、とても美しいです。

田舎って感じです。
皇大神社へ。歩いて1時間ぐらいです。

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