ダイヤモンドトレール Final: 紀見峠~槇尾山 【ダイトレ】
大阪で最も人気のトレイルであるダイヤモンドトレール。通称、ダイトレ。とうとう最後のセクションまできました。最後のセクションは紀見峠からスタートして槇尾山まで向かいます。およそ15km程度で、およそ5-6時間。11月には岩湧山のススキが見ごろで、とても楽しいハイキングが楽しめます。
※ダイヤモンドトレイルはおおさか環状自然歩道の一部です。おおさか環状自然歩道の全行程の記録はこちら
ダイヤモンドトレール Final: 紀見峠~槇尾山
紀見峠- 岩湧山
ダイヤモンドトレールの最後のパートは紀見峠から始まります。紀見峠の駅からは高野街道に沿って、トレールの入り口まで上がっていきますが、さっそくかなりの上り坂なのがきついです。駅からは30分ぐらい。登山道に着くとすでに結構疲れます。
ちなみに、岩湧山のススキがきれいな頃に来ると、紀見峠駅から岩湧山まで歩く人が多くいますが、ダイヤモンドトレールは多くの人が岩湧山の登山で利用する道とは異なるので注意が必要です。
まずはここから岩湧山三合目を目指します。このパートはあまり人気がないようで、ほとんど人と会うことはありませんでした。また、一部倒木や橋が崩落しているところがありました。
とはいえ、ダイヤモンドトレールで橋が崩落しているのは事情にまれで、通常はメンテナンスが行き届いていることが多く、荒れた道ならすぐにルートから逸れているとわかります。
三合目で紀見峠駅から上がってくる岩湧山への登山ルートと合流し、三合目からはこれまでの静けさとは違って、結構人が増えてきました。
岩湧山
歩き始めて3時間。岩湧山に到着です。897mの大きな山です。山頂はススキに覆われ、本当にきれいです。想像していたよりもずっときれいでした。
時間がないので少し急ぎますが、ススキのシーズンに時間をとって来てみたいですね!! (後日、岩湧山のススキを見に来ました!)
かなり有名な山ですが、山頂に自販機などはありませんでした。山頂の広場もあまり大きくなく、座るところがないほど人がいました。すごい人気ですね!
山頂からは大阪府の全体が見え、本当にきれいです。
岩湧山- 滝畑
岩脇山からは滝畑に向かって、ややきつめの坂を下っていきます。ススキを見に行く人の大半は滝畑から登るので、登山道には結構人がいました。
滝畑からは河内長野行のバスがありますが、バスの本数が少ないので滝畑から始めて紀見峠駅に降りていくほうが方が時間を気にしなくていいんでしょうね。
滝畑には13:30到着しました。滝畑ダムが中央に広がるきれいなところですが、実はこの滝畑ダムは大阪でも超有名な心霊スポットです。下の写真に見える橋で白い服を着た老婆が車を追いかけてくるのだとか。
昼間来ても普通のダム湖にしか見えませんが(というか、もっと不気味なダム湖は多く見ましたが)、夜来たら全然違う雰囲気なんでしょうか。
滝畑 – 槇尾山
滝畑から槇尾山に行くのはすこしややこしいです。川を渡り、民家の隣の左の階段を上がっていく感じです。槇尾山までは1時間半程度って感じです。
この辺りはアップダウンは激しくないですが、かなりひっそりとした森歩きです。滝畑も槇尾山もアクセスがかなり悪いので、あんまり歩く人がいないんでしょうね。最後の踏ん張りで頑張って歩きます。
槇尾山の頂上には施福寺があり、ゴールが近くになるにつれて雰囲気がお寺っぽくなってくます。石垣やお地蔵さんが見えてきたらゴールはもうすぐ!頂上付近は分岐が多いので注意が必要です。
さて、槇尾山に到着です。結局、6時間のハイキングとなりました。岩湧山でゆっくりしすぎたかなって感じです。屯鶴峯からは45キロ。ずいぶん長かったように感じますが、本当に楽しめたハイキングでした。
そしてこの施福寺で終わるというのもなかなかいいなぁと思います。夫婦で西国三十三箇所巡礼もやりましたが、やっぱりこの施福寺は国宝こそないにせよ、最もお気に入りの西国観音のお寺の1つです。
さて、ということでここで終わりですが、実はここからも少しややこしいです。ゴールとなった槇尾山ですが、ここは山頂にほど近いところなので、ここから30分ほどかけて下山しなければいけません。
下山すると、オレンジバスという和泉市のコミュニティーバスに乗って、終点の槇尾中学校前まで乗り、さらにそこから南海バスで和泉中央、和泉府中、泉大津駅へ行くことができます。ただ、オレンジバスの便数がかなり少ないので注意です。
さて、ダイヤモンドトレールはこれで終わりですが、実はこの槇尾山からまだ50km以上も大阪の最南端の岬町まで紀泉アルプスの縦走トレイルがあるんですよね。おおさか環状自然歩道、まだまだ続きます。
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