太郎坊宮【天狗の神社】
近江八幡から電車で10分ほど。標高350mの赤神山の上にそびえる神社こそ、太郎坊宮として知られる阿賀神社です。
きつい階段を上る必要がありますが、滋賀でも有数のパワースポットして人気の神社で、とても神聖な場所です。
太郎坊宮
阿賀神社は1400年前に聖徳太子によって建てられたとする古い神社で、滋賀県では毎年初詣のランキングがトップ3に入るほどの大きな神社です。
すぐ近くに近江鉄道の太郎坊宮前があるのでかなり便利。駅を降りると早速太郎坊宮が見えてきます。大きな山の中腹にそびえており、神社までは山を登っていく感じです。
階段はだいたい700段ほど。結構な段数があります。中腹までは車でも行けるので、車で行く人も多いようですね。せっかくなので登っていきます。
15分ぐらい階段を上るといろいろな建物が見えてきました。山の上ということもあり、建物が斜面にへばりつくように立っています。なんともユニークな建物を見ながらさらに階段をあがっていきます。
この太郎坊宮とは古くからこの神社の守護神として知られる天狗「太郎坊」にちなんだ名前。太郎坊宮は天狗に守られているお寺ということもあり、様々なところに天狗を見つけることができます。
山全体がかなりごつごつした岩山ので、どこかかなり力強い雰囲気がしますね。地形的な話をすると、この辺りは7000万年前に火山活動できたカルデラの一部であり、流紋岩(湖東流紋岩)でできています。
野洲にある三上山、近江八幡の繖山や長命寺山なんかも湖東流紋岩の山。同じく火山活動できた山です。丈夫な岩なので滋賀の城郭にもよく見られます。
本殿の直前には夫婦岩と呼ばれる割れている岩を通ります。大きな岩がそびえたっており、悪い人が通ると挟まれるとか。
三上山にもこんな岩の狭い隙間を通る道がありましたね。そして、本当に結構太っていると通行できないかもしれないです。
さて、そうこうしているうちに一番上にある本殿まできました。結構登ってきた気がしますが、それでも歩いて20分ほどで着いたと思います。本殿の目の前は舞台になっており、ここから見る景色は本当にきれいです。夜に来てもきっときれいなんでしょうね。
本殿は「正哉吾勝勝速日天忍穂耳命」という神で、この神はアマテラスの長男として生まれてきた神。勝の文字が2つも入っていることから、勝負の神様として人気です。
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