和歌山県

青岸渡寺【西国三十三所1番札所】

西国観音霊場の一番の札所は青岸渡寺です。青岸渡寺は紀伊半島の南端にあり、関西の中心部からはかなり訪れにくいお寺ですが、那智大社や那智の滝は隣にあり、多くの魅力を持つお寺の1つです。

青岸渡寺

青岸渡寺の最寄り駅は紀伊勝浦駅。南紀でも紀伊勝浦は特に有名な観光地なので、是非泊りできたいですね!!

紀伊勝浦駅からはバスで那智大社や青岸渡寺まで行くんですが、途中の大門坂で降りると、熊野古道を体験することができます。

少しきつめの石段ですが、2km程度なので天気が良いときには歩いてみるのがお勧めです!!

青岸渡寺へと続く大門坂
大門坂を歩く。美しい道です。

青岸渡寺は寺伝によるとは4世紀にインドから熊野に漂着した禅形上人が那智の山にこもり修行中、滝つぼの中に黄金に輝く観音像を見つけたことに始まります。

禅形上人はその観音像を祀って寺としました。その後、修験道の修行場として、七堂伽藍を有しました。

隣には那智大社があり、青岸渡寺は歴史的に那智大社の一部で、現在の青岸渡寺は古くは如意輪堂と呼ばれていました。現在のように寺として独立したのは明治の神仏分離の後のことです。

青岸渡寺の大門
1933年に建てられた山門。麓の大門坂にあったものを移設したものです。
那智大社の門
すぐ隣には那智大社。
宝篋印塔
宝篋印塔。1322年のものです。

現在の青岸渡寺の本堂は1590年に秀吉が立て直したもので、南紀最古の建築物です。南紀は台風が多いので、こんな古い建物が残っているのはすごいですね。

本尊の如意輪観音像はわずか39cmの小さなもので、普段は秘仏ですが、毎年定期的に開帳されています。

青岸渡寺の本堂
青岸渡寺の本堂です。
狛犬
うれしそうだなぁ

さて、本堂から下ると三重塔。

近くに那智大社などもあるので、一体誰の塔田と思うかもしれませんが、この塔は青岸渡寺の塔。

ガイドブックでよく見るような滝と三重塔の写真を撮ることができます。

青岸渡寺の三重塔
塔は1972年のものです。
 
那智の滝の滝壺
塔からは滝つぼがしっかり見えます。

この塔からさらに道を下っていくと、那智の滝に行くことができます!

青岸渡寺のアクセス情報

住所

 

 

Website

 

 

行き方

JR紀勢本線(きのくに線)紀伊勝浦からバスで30分。勝浦は大阪から特急くろしおで3時間程度です。

那智駅・勝浦駅からのバスの本数は少ないので注意が必要です。

 

拝観時間

 

 

拝観料

無料

 

そのほか

 

 

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