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六甲全山縦走路1【須磨アルプス】: 須磨~鵯越

神戸市の中央を東西に横断する六甲山地。実は六甲山地をずっと歩くことができるトレイル六甲全山縦走路があるんですよね!!

今日はその中でも一番東側のパート、須磨アルプスを須磨浦公園から鵯越駅まで歩きます。途中、馬の背と呼ばれる岩場もあり、景色も素晴らしいところが多いです。

六甲全山縦走路 1: 須磨~鵯越

須磨浦公園から栂尾山

六甲全山縦走路が始まるのは山陽電鉄の須磨浦公園駅から。神戸の市街地から15分程度のところです。駅前には海が広がり、とてもきれいです。

ここが六甲山地の橋となるところで、ここからまずは鉢伏山をのぼります。山頂までずっと石段になっているので、結構体力を消費してしまいます。体力を温存したい場合は、須磨浦公園駅から山頂までケーブルカーもあるんですよね。

須磨浦公園駅
須磨浦公園駅。須磨の次の駅です。
須磨浦公園から見た海
目の前には海が広がる綺麗なところです。
鉢伏山への道
どんどん登っていきます。これが結構疲れます。

鉢伏山の山頂には須磨浦山上遊園があるのですが、2020年に行ったときには臨時休業でした。

山頂まで来ると景色が本当にきれいですよ。ここから200m程度の山々を縦走していきます。

淡路島や明石海峡大橋
淡路島や明石海峡大橋もよく見えます。
須磨浦展望閣
須磨浦展望閣。この日は開いてませんでしたが、喫茶店や休憩所のようです。
鉢伏山
鉢伏山。たったの260mか…

鉢伏山からは歩いてすぐに旗振山です。

昔、大阪の堂島で米市場の値段は山の上で人が旗を振って伝えていたのですが、この山でもそうやって旗振りが行われていたようですね。

旗振山への道
道はかなり整備されています。
旗振茶屋
旗振茶屋。こんなところに売店が。結構人がいますね。
旗振山の山頂
旗振山の山頂。ここで摂津と播磨が別れます。
旗振山からの眺め
須磨浦海岸や神戸方面がよく見えます!

さらに旗振山から鉄拐山へ向かいます。この辺りはどの山も高くなく、さらに道もかなりはっきりしているので歩きやすいです。

山の両側は大きな住宅地。静かな山歩きというよりは住宅街の裏山を歩いているみたいです。

鉄拐山への道
鉄拐山へ。
ウバメガシの群生林
この辺りはウバメガシの群生林になっています。
鉄拐山
鉄拐山から須磨方面を見る。きれいですね!!
鉄拐山の山頂
234m。かなり低い山です。そんな感じはしないんですが。

鉄拐山を過ぎると、高倉山。ここにみ『おらが茶屋』と呼ばれる休憩所がありました。展望台もあって、眺めがとてもきれいですよ。

六甲全山縦走路
道はかなり整備されています。
ニュータウン
神戸らしい住宅街です。
高倉山
高倉山。

高倉山からは住宅街へ降りていきます。この辺りにも山があったようですが、切り開かれ、今では高倉台というニュータウンになったようです。ちなみに、この山の土は六甲アイランドを埋め立てるのに使われたんですよね。

高倉台にはスーパーもあるので、食料の調達ができます。六甲全山縦走路では他にもいくつか自販機があるのがうれしいですね。わざわざ重い荷物を持つ必要がありません。

高倉台を過ぎると、階段で栂尾山に向けて再び上がり、横尾山を経てとうとう馬ノ背です!!

長い階段
長ーい階段を上がります。400段もあります。
栂尾山
さっき登ってきた山々が見えます。栂尾山から。
栂尾山の山頂
栂尾山の頂上。ここから馬の背までは15分ほど。
横尾山
横尾山(312m)。須磨アルプスで最も高い山です。

馬ノ背

栂尾山の頂上から歩いてすぐの場所にあるのが、馬ノ背。六甲全山縦走路の中でも人気のスポットです。

神戸の市街地からすぐの場所とは思えないほど雄大な岩稜。噂には聞いていましたが、やっぱり実際に見てみるとすごいですね!!両側が崖になっており、一人がぎりぎり渡れるほど狭いところなんかもあります。風が強いと吹き落されてしまいそうです。

馬の背
かなり崖っぽい感じです。
六甲全山縦走路の馬の背
そして馬の背。
馬の背
真ん中に歩いている人がいるのがわかりますか。

この馬ノ背は花崗岩が風化して露出したもの。そもそも須磨アルプスは花崗岩でできているんですよね。

六甲山地の花崗岩は御影岩と呼ばれ、江戸時代には全国で売られました。

馬の背の階段
階段もあるんですよね。
馬の背
『名勝・馬の背』
馬の背
マサ化して砂っぽくなっています。力強い感じですが、結構もろいんでしょうね。

馬ノ背を渡ると東山。須磨アルプスを歩くだけの人はここから板宿へと降りていく人が多いんですよね。

今回は六甲全山縦走路を歩くので、馬ノ背からは妙法寺方面へと下っていきます。

東山
東山。
東山からの下り
東山からは下っていきます。

山を下りると結構住宅地で、道がややこしいです。看板はあるものの、やっぱり地図は手元にないと厳しいでしょうね。

この辺りにはちょうど神戸電鉄の妙法寺駅があるので、疲れたらエスケープすることも可能です。須磨浦公園から歩いてくると、ここまではだいたい7~8kmで4~5時間程度かかります。

野路山公園の脇のフェンスから高取山へと登っていきます。

住宅街
しばらく住宅街歩きです。
地下鉄のトンネル
地下鉄のトンネルです。
妙法寺
妙法寺
高取山への登山
このフェンスの裏を取って、高取山へ!

妙法寺~高取山

さて、六甲全山縦走路はこの後、高取山を登ります。高取山は328mあるので、これまでの山と比べると結構大きな山ですね。ちょうど須磨と長田の境界に立つ山です。昔は鷹取山と書かれていましたが、今は高取山。というのも、昔はこの山から高い税金が取られていたからなんだとか。

この山は地元で有名な山で、毎日登山している人もいるようです。山頂へ達するルートはかなり豊富にあるのですが、この縦走で登る道はあえて結構登りにくい道を行きます。

高取山への道
岩っぽくて登りにくいです。
高取山への道
なかなか体力がいるところです。

やっと頂上に着くと、頂上には高取神社。境内から見える景色は絶景です。

ただ、なかなか麓から結構な山道を上がる必要があるので、あんまり来る人も少ないんでしょうか。

高取神社からの眺め
高取神社からの眺め。
高取神社
高取神社。山の上にあるかなり立派な神社です。
高取山の山頂
高取山の頂上

高取山から鵯越駅

下りは結構降りやすい道です。舗装された山道もあり、ジョギングの人が多くいました。六甲全山縦走路はこの舗装された道から喫茶店を過ぎたあたりで、山道へと逸れていきます。

高取山の茶店
参道の喫茶店を通り抜けていきます。
高取山からの下り
階段を下りていきます。
六甲全山縦走路の看板
この道はかなり歩きやすいです。ジョギングしている人もいます。
高取山登山口
ということで、山から下りてきました!!

意外と結構早く降りてくることができました。妙法寺から続く道とは違い、広くて歩きやすい道でした。

山から下りると鵯越までしばらく住宅街を歩きますが、さすが神戸です。坂がきつい。住宅街なのに山の中と変わらないほど坂がきついです。

鵯越の町並み
斜面に張り付くように家が建っています。
鵯越駅
鵯越駅!!

さて、やっと鵯越。意外と遠かったです。低山しか登っていないのに、坂がきついところが多かったのでなかなか苦労しました。さて、次は鵯越から六甲山頂までを歩きます!!

六甲全山縦走路 1

住所

 

 

ウェブサイト

 

 

行きかた

須磨側: 山陽電鉄須磨浦公園駅すぐです。

鵯越側: 神戸電鉄鵯越駅すぐです。

歩行時間のめやす

6時間

 

入場料

無料

 

そのほか

☆☆☆☆ (特におすすめ!)

眺望のいいところや馬の背など、見どころが多いハイキング道です。低山で歩きやすいです。

 

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