京都府

洛西竹林公園【竹の径】

京都で竹林公園と言えば、もちろん嵐山なんですが、実は嵐山とは別にもう一つ有名な竹林公園があります。それが洛西竹林公園で、竹林公園まではとても美しい竹の径がおよそ2kmほど続いています。

洛西竹林公園

竹の径

洛西竹林公園があるのは、洛西ニュータウンの東部にある丘陵。公園までは竹の径が約1.8kmも続いており、静かな竹林歩きを楽しむことができます。

竹の径へは阪急の洛西口からバスで約5分ほど。または駅から歩いても行くことができます。アクセスは2つあり、1つは第6向陽小の奥から、そしてもう1つは向日回生病院から。どちらも案内はしっかりあるんですが、入り口はかなり小さめです。

洛西竹林公園へと続く竹の径入り口
竹の径入り口。ここから入っていきます。
洛西ニュータウン。
洛西ニュータウンの町並み。さらに奥には大原野。
竹の径
竹の径。左側には古墳がありました。

洛西と言えば、京都でも有名なタケノコの産地ですが、本当にかなりたくさんの竹があります。そして、道には立派な垣が作られており、まさに嵐山の竹の小径に匹敵する美しさ。森の中を覗いてみると、竹はかなり手入れが行き届いていそうです(竹林の中は立ち入り禁止です)。

この洛西竹林公園のすごいところは本当に人がいないところ。地元の人が散歩しているのを数人見かけたような感じです。それなりの森の中なのでなるべく複数人で来る方がいいのかも…

竹の径
道が広いのもうれしい。農道なので、車も徐行しています。
竹の径
本当にたくさん竹があります。
竹の径
竹林ってなんでこんなに落ち着くんでしょうね。
竹の径の竹垣
垣も竹でできていて、さまざまな種類の垣があります。

日本では、竹というともうそうちく、ハチク、真竹とあるんですが、その中でも最も筍としてよく食べられるのが孟宗竹。この竹の径の竹も孟宗竹が多いようです。

洛西竹林公園

竹の径のちょうど中間地点にあるのが、洛西竹林公園。竹の資料館や110種類もの竹が植えられている生態園があり、無料で楽しむことができます。

竹の資料館で、出身地などの簡単な情報を書けば、入館料は無料。資料館の奥から、庭園へと行くことができます。それほど大きくはないものの、珍しい竹の種類も多くあります。

竹の資料館と庭園
竹の資料館(奥)と庭園
洛西竹林公園の百々橋
下の橋は応仁の乱で東軍と西軍が対峙した百々橋。移築されてきました。
洛西竹林公園の亀甲竹
亀甲竹。非常に珍しい竹で、節が亀の甲羅みたいな形をしています。

ちなみに、ここには笹もあるんですが、その違いは結構微妙ですね。笹だと小さく、竹だと大きいっていうのがなんとなくあるんですが、調べてみると意外と違いはそこじゃなかったり。

その違いというと、竹は節から2本の枝が出るのに対し、笹だと3本以上でるんだそうです。また、竹は筍の皮が落ちて成長するのに対し、笹だと皮はついたままだとか。

ま、竹と笹って両方とも英語ではbambooなんですけどね。

洛西竹林公園のハチク
ハチク(?)竹を見分けるのはかなり難しいですね。

洛西竹林公園のヤダケ
これはヤダケ。わかりにくいですが、これは笹の一種。

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