西山コース【京都一周トレイル】
京都の東山トレイルから歩き始めて今回が京都都心部は最後となる西山トレイルです。西山トレイルは愛宕神社の参道のところより始まり、上桂駅までのわずか10kmほどの短いコースですが、嵐山の竹林や有名寺院を多く通過する非常に魅力的なルートです。
※京都一周トレイルの全行程の記事はこちら
西山コース
西山コース: 清滝 – 六丁峠
西山トレイルが始まるのは愛宕神社の参道のところです。愛宕神社には一度言ったことがありますが、ここから山を登り歩いて1時間以上かかります。西山トレイルは愛宕山方面でなく、清滝川沿いにずっと下っていきます。どこから川の方へ降りていくのかが少しわかりにくいです。
川沿いを歩くのは本当に気持ちいですね。この辺りは金鈴峡と呼ばれ、京都でも有名なモミジの名所とされています。
ちょうど保津峡駅まであと少しというところで、川を離れて舗装された道へと昇り、上り坂を上がっていきます。この辺りは少し道がややこしいので、マップでチェックしながら行きたいところです。
西山コース: 六丁峠 – 嵐山
六丁峠を過ぎると嵯峨鳥居本に向かって、坂を下っていきます。誰も通らないと思っていましたが、実はそれなりに通行量があったので驚きです。またこんな山の中に嵯峨天皇の皇后、橘嘉智子の陵がありました。彼女は仏教に深く帰依しており、高貴な身分でありながら死後は自身の遺体を路肩に放置して諸行無常を証明した人です。
さて、嵯峨鳥居本に出てきました。この嵯峨鳥居本は愛宕神社の門前町として発展した地区で、重要伝統的建造物群保存地区として保存されている美しい地区です。茅葺の屋根の農家と瓦葺の町家が混在しているおもしろいところです。この辺りは葬送の場所として化野ともよばれ、付近には化野念仏寺や愛宕念仏寺などがあります。外国人には結構人気のスポットです。
この嵯峨鳥居元を抜けて少し行くと、嵐山の中でも祇王寺や常寂光寺、二尊院など多くの寺社が並ぶ嵐山の中心部に出ます。まだいったことがない場所も多いので行きたいのですが、全部行くととても時間が足らなくなりそうですね・・・。東山コースもそうでしたが、この西山コースも見どころが多いです。
ちなみにここから阪急の嵐山駅まで向かうのですが、正規のルートでは嵐山公園内を抜けていきます。ただ、竹林を抜けて嵐山駅に向かうのもいいですよね!!今回は嵐山公園には行ったことがなかったので、嵐山公園に行くことにしました。
西山コース: 嵐山 – 上桂駅
渡月橋を渡ってしばらく行くと、ようやく阪急嵐山駅到着です。ここからコンビニの脇の道を通り、松尾山へと昇っていきます。登山道の入り口はかなり小さく、ちょっとわかりにくいです。松尾山は決して高い山ではなく、登りやすい山です。ここから松尾山の山頂を経由し、上桂駅まで約2時間ほどです。
そして、松尾山の山頂です。松尾山は275.8mの小さな山です。嵐山の中心部がよく見えます。
さて、ここから松尾山を下っていくのですが、松尾山は横に長いので、平たんな道やアップダウンが何回も続きます。松尾山はちょうど松尾大社付近も通過するので、松尾大社の磐座が見えるかと思いましたが、見えなかったです。
松尾山を下りてきました。後はこの道にそってまっすぐ行くだけです。しばらく行くと苔寺や鈴虫寺、地蔵院などの有名寺院があるところに出てきます。ここもどこかによりたいのですが、この後、松尾大社と梅宮大社に行ったので寄りませんでした。
そしてとうとう上桂駅到着です。西山コースは他と比べると短めで、3時間ほどでゴールしました。これで京都中心部の京都一周トレイルは終了です。東山コースの伏見稲荷からはかなり長かった気がしますが、とても面白いハイキングでした。
でも京都一周トレイルはまだ終わりません。次は京北を歩きます!!
コメントを残す