岩湧山【金色のススキの名所】
大阪でススキで有名な山といえば、もちろん岩湧山ですね!!岩湧山は897mのなかなか大きな山で、登るのが大変なんですが、山頂は金色のススキが覆い、疲れを忘れてしまうほどのとても感動的な景色が広がります。
岩湧山
滝畑ダム登山口から岩湧山へ
岩湧山への登山ルートは様々あるのですが、今回はそのなかでも滝畑ダムから岩湧山の山頂を経て、紀見峠駅に降りる10km程度のコースを選びました。4-5時間のハイキングコース(うち山頂までは1時間半程度)となっており、大半が45kmの長距離ハイキングコースである『ダイヤモンドトレール』の一部になっています。
滝畑までは河内長野駅からバスで50分。なかなかの遠さでした。おそらく河内長野駅8:30か9:00の便に乗ればいいのかも。また、ススキのシーズンになるとバスはかなり混雑するので、早めにバス停に到着しておくほうがいいような気がします。
滝畑からはしばらく滝畑ダム沿いを歩いて、トイレの脇から岩湧山に登っていきます。
ここから上がっていきます。
残念ながら途中に眺望地のようなものはなく、カキザコまでのきつい登りを過ぎたら、あとはなだらかな登りといった感じです。特に分岐もなく、道もかなり整備されているので、道はわかりやすいです。
岩湧山
滝畑から歩いて1時間半。視界が突然開けると、目の前に見えてくるのが岩湧山の山頂のススキ。山頂は木が生えておらず、一面が金色のススキによって覆われた茅場になっています。これあらのススキは刈り取られ、伝統建築の茅葺の屋根に利用されているようです。茅葺の屋根っていうのはよく聞くのですが、ススキのことを指すんですね!知っているようで知りませんでした。
なお、ススキ自体は9月ごろからあるんですが、9月頃だとススキが咲いていないので注意。ふわふわのススキを見たいなら11月にくるのがいいかも。
岩脇山の頂上は897m。大阪の山にしてはかなり大きい方ですね。頂上からの景色もすごいきれいです。大阪平野を完全に見渡すことが出き、遠く神戸までうっすら見えます!なお、岩湧山は県境のところより少し入ったところにそびえる山なので、和歌山方向は見えません。
岩湧山の頂上には金剛山のような広い山頂広場はなく、結構混雑していました。ちょうど頂上にお昼ごろにつくように来る人が多いようですね。多くの人が調理器具で調理して食べていましたが、わざわざお鍋とか持ってきたんでしょうね。日本ではキャンプがブームですからね。山頂で食べるご飯もきっとおいしんでしょう。
岩湧山を紀見峠駅へと下る
山頂からはダイヤモンドトレールを歩いて下っていきます。残念ながら眺望地のようなところは途中なく、山道をひたすら歩く感じ。紀見峠駅まではおよそ2時間です。3合目までは道も緩やかで歩きやすいです。また、いくつか分岐もありますが、看板がしっかりとあるので迷わないです。
根古峰を過ぎて、三合目まで来るとダイヤモンドトレールと分岐します。まっすぐ行けばダイヤモンドトレールで、1時間半程度で紀見峠へと行く道。右に曲がるとは1時間半程度で紀見峠駅へと続く道です。紀見峠からは高野街道を下って30分ほどで紀見峠駅まで行けるので、どちらの道を通っても紀見峠駅へ行けますが、岩湧山へ登る人の大半は右の道へと降りていきます。
三合目で650m。三合目を過ぎると道も狭くなり、きつい坂を下っていきます。結構歩きにくい感じです。山道沿いに小さな渓流が出てくると、もうすぐゴールですよ。
さて、岩湧山を下りてきました。ちょうど紀見峠を越える南海電車のトンネルの隣に登山口があります。山頂で結構時間を使ったことや、三合目からは結構ゆっくり歩いたこともあり、全部で5時間半。結構長かった感じがします。
紀見峠駅へは線路に沿って下っていくと到着します。山の中の小さな駅ですが、電車は15分に1本程度来るようなところなので、結構便利です。
結構長時間の山歩きでしたが、なかなか初心者向けのハイキングで楽しかったです。特に山頂のススキは思っていたよりもずっときれいでした!秋の登山には是非岩湧山でしょう!!
岩湧山のアクセス情報
住所 |
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ウェブサイト |
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行きかた |
滝畑ダム側の登山口: 南海高野線・近鉄長野線河内長野駅から南海バスで約45分。バスの本数はかなり少ないです。 紀見峠側の登山口: 南海高野線紀見峠駅から約15分 。 |
時間 |
24時間登山可能です。
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入園料 |
無料
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そのほか |
滝畑ダム・紀見峠周辺にコンビニ等はなく、自動販売機もほとんどありません。
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