めはり寿司【南紀州の名物】

和歌山の郷土料理と言えば、本当にたくさんあるんですが、なかでも南紀で有名なもの１つが、めはり寿司です。和歌山意外にも三重県や奈良県の一部でも有名です。

めはり寿司

めはりずしが有名なのは和歌山でも特に山間部の新宮や熊野といった南紀。というのも、熊野の山間地域では日中にかなりの寒暖差があり、この寒暖差こそが高菜をいいものにします。

この南紀では林業が盛んであり、昔は林業の人が弁当として食べていたんだとか。

今でも南紀にはめはり寿司を提供するお店はたくさんあります。

おにぎりには塩に漬けた高菜が巻かれています。今では、だいたい野球ボールぐらいなんですが、昔はソフトボールぐらいの大きさのめはり寿司を作っていたようです。

めはり寿司の名前の由来は、目を見はるほど大きいから、めはり寿司なんですよね。

めはり寿司ですが、寿司とは言いながら、はやずしでもなれずしでもありません。魚は使っておらず、酢飯になっているわけでもありません。なので、寿司の定義から少し逸れてしまうかもしれませんね。

そのためか、独特な臭さもなく、本当に食べやすいです。何個でも食べれてしまいそうなおいしさ。具もいろいろなものがあっていいですね。

味もそれほど癖がないので、外国人でもそれほど抵抗感がない人も多いでしょう。