京都で絶対食べるべき和菓子7選【お土産】
京都と言えば、本当にお土産が多くてどれを買って帰ればいいのか困ってしまうことってありますよね。私たちがいろんなお土産を買って試した中から、特にユニークだったものやお勧めのものをいくつか紹介したいと思います。
※なお、京都と言えば本当にお土産屋さんが多いんですが、京都駅の伊勢丹の地下や新幹線の八条口の地下1階のにあるお土産屋さんが一番品揃えがいいと思います。
1. 八つ橋 (井筒八ツ橋、聖護院八ツ橋など)
八つ橋といえば、まさに京都を代表するお菓子。あまりにも定番すぎるとさえ言われていますが、その人気は決して衰えてはいません。
八つ橋は砂糖と米粉、ニッキを混ぜて蒸したものを硬く焼き上げたもの。ぱりぱりとしておいしく、まるでせんべいのような感じ。どこかピーナッツバターに似たような味もするので、日本のお菓子が苦手でもおいしく食べることができます。
なお、八つ橋といえば、ソフトな方もあるんですが、これは生八つ橋と呼ばれ、歴史が浅いお菓子。これは抹茶やチョコレートなど、いろんな種類があっておいしいです。最近は生八つ橋の方が断然人気になっちゃいましたね。
2. 阿闍梨餅 (満月)
1922年に生み出された人気の和菓子が阿闍梨餅。お店自体は京都のいろいろなところにあるので、買いやすいです。
餅という名前ですが、餅のような感じではなく、どちらかといえば饅頭。生地に餅粉を使用しているので、どこかもちもちしているから餅と呼んでいるんでしょうね。中にはあっさりとした餡子が入っており、何個でも食べれちゃいそうな感じです。
ちなみに阿闍梨とは比叡山で千日回峰修行を行う修行僧のこと。阿闍梨餅はこの阿闍梨がかぶる笠の形をしています。
3. 松風 (亀屋陸奥)
創業は1421年と超老舗のお菓子です。信長が本願寺と戦っているときに、本願寺に食料として提供していたお菓子だというから、その歴史もすごいですね。名前は顕如が読んだ詩に由来しています。
かなり変わった和菓子で、小麦粉、砂糖、麦芽飴に白みそを混ぜて自然発酵させたもの。もっちりとしてパンケーキのような触感ですが、白みその味がなんともおもしろいです。なかなかユニークな味なので、好き嫌い別れそうなところですが、少なくとも多くの日本人にはしっくりくるような味だとは思います。
4. 清浄歓喜団 (亀屋清長)
清浄歓喜団は8世紀の奈良時代に伝わった唐菓子の一種である『団喜』をもとにした和菓子。1617年創業の亀谷清長がそんな歴史あるお菓子を、そのままの形で現代に伝えています。
見た目がとてもユニークで、生地は油で揚げられており硬く、さらになかには7種のお香を練りこんだこしあんが入っています。もちろん、味もとてもユニークで、一口噛むとごま油の味が広がり、あんを食べると、お香の味が口いっぱいに広がるんですよね。
お値段が少し高くて、1つで520円。うーん、まぁ京都なら普通でしょうか。
5. どらやき(笹屋伊織)
京都でどら焼きと言えば、笹屋伊織。どらやきの元祖とも言われ、江戸時代から存在するどら焼きで、もともとは東寺のお坊さんのために作られたものでした。
どら焼きとは言うものの、現代風のどらやきとはかなり異なるんですよね。ちょっともっちりした感じで、和菓子らしい感じです。
残念なのが毎月20,21,22の3日しか販売していないんですよね。ただ、お店は京都駅の伊勢丹をはじめ、遠方の百貨店にもあったりします。
6. 烏羽玉(亀屋良長)
烏羽玉は200年以上続く亀屋良長が創業以来から作ってきた和菓子。 蓋を開けてみてみると、一見チョコレートのように見えるんですが、もちろんチョコレートではありません。
黒糖を混ぜ合わせたこしあんに、寒天でコーティングすることで、この輝くような美しい感じになって居ます。上に乗ったケシの実もまた上品でいいですね。
「ぬばたま」とよばれるヒオウギの実を模したもので、サイズこそ違うものの、たしかにヒオウギの実らしい感じはしますね。 1口サイズのシンプルな和菓子で、あんこがなんともなめらか。サイズも味も、なんとも京都の和菓子らしい感じがします。
7. 唐板 (水田玉雲堂)
御霊神社前にお店を構える老舗和菓子屋『水田玉雲堂』で販売されているのがこの唐板。材料は砂糖、小麦粉、卵とかなりシンプルなんですが、その素朴な味がまたいいんですよね。
お茶はもちろん、クッキーのような感じなのでコーヒーともとってもよく合います。
唐板の起源は京都で疫病が流行したと言われる9世紀に神泉苑で供えられた唐板煎餅。お店は1479年から今の位置にあるようで、とっても歴史のあるお店なんですよね。
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