京都府

鞍馬寺【牛若丸と天狗のお寺】

鞍馬といえば義経が修行したとか、天狗がすんでいるとかいろんな伝説がある神秘的なところですね。そんな鞍馬は山の上にあり、参拝するのも大変ですが、ぜひ行っておきたい京都のお寺の内の1つです。

鞍馬寺

鞍馬寺を登る

鞍馬寺は嵐電鞍馬駅を降りたらすぐのところにあります。ただ、ここからが本当にきついところで、歩いて30分ほど山を登ります。

歩くのがきつい人のために仁王門から行ってすぐのところからケーブルカーもあります。ケーブルカーに乗れば別途運賃がいりますが、だいぶ楽に金堂まで行けますね。

今回はせっかくなので、鞍馬の山の雰囲気を楽しむためにも歩いて行きます。

鞍馬寺の仁王門
仁王門。大きいですねぇ!
鞍馬寺への道
整備されているので、かなり歩きやすいです。

歩いた人だけが見ることができるのが由岐神社。10/22に行われる鞍馬の火祭でも有名な神社ですね。平安京の北方の守護として作られた由緒正しい神社です。

由岐神社
由岐神社。割拝殿がかっこいい!!
由岐神社の境内
巨木が多く、パワーを感じる神社です。

由岐神社を過ぎると、ぐにゃぐにゃした坂道。しばらく行くと中門が見えてきました。この中門を過ぎれば石段になりもうすぐです。

しかし、なかなか長いですね。夏に来るのは大変そうです。昔の人はこんな山の中で修行していたんですもんね。すごいですね。

義経公供養塔
義経公供養塔。義経はここから奥の院まで毎日通ったんだとか。
鞍馬寺の中門
中門
鞍馬寺への道
お寺らしくなってきました!!
鞍馬寺への道
もう結構きついです…

鞍馬寺

さてようやく鞍馬寺の金堂に到着です。

鞍馬寺の歴史は古く、770年に鑑真の高弟である鑑禎が毘沙門天を安置し、草案を結んだのが始まりです。

本尊は千手観音、毘沙門天、護法魔王尊の三身がひとつになったもので、尊天と呼ばれています。千手観音は言わずもがな有名で、毘沙門天は四天王の一人で多聞天の異名ですが、最後の護法魔王尊というのはあまり聞きなれないですね。650万年前に金星からやってきたんだそうですが、なかなか興味深いですね。

なお、尊天は非公開で、約60年に一度の公開です。

狛虎の像
毘沙門天の遣いは虎です。

金堂の前にある三角形の場所が金剛床で、宇宙から降り注がれる尊天の力が最も感じられるんだとか。なんかスピリチュアルな感じですね。みなさん順番を待って、パワーを授かっていました。

鞍馬寺の金堂
金堂
金剛床
金剛床

金堂からの景色は綺麗で、ずいぶん向こうに比叡山が見えています。ずいぶん上まで登ってきた気がしますね。山の上ってなんでこんなに気持ちが良いのでしょうか。

鞍馬寺からの眺め
あれは比叡山のはず。

奥の院・僧正ヶ谷へ

実は鞍馬寺から奥の院を経由して貴船神社へと抜けることができます。結構な山道なんですが、明らかに普通の格好で行く人も結構いました。大丈夫なんでしょうか。少なくても運動靴を歩いていくことをお勧めします。

舗装されていないので、道がぬかるんでいることもあるのかも。

鞍馬寺奥の院への道
本堂脇の門からさらに奥の院まで行けます。
鞍馬寺奥の院への道
また登るのかっ!!

実はこの奥の院の僧正が谷こそが牛若丸こと源義経が天狗と修行したと言われている場所。そのため、牛若丸関連の史跡が多くあるのが良いですね。山の地形を活かして、きっと高度なトレーニングをしていたんでしょうね。

僧正が谷の義経堂
僧正が谷の義経堂。
木の根道
木の根道。マグマが地面の中で固まっているために根が地中へと入れないようです。

一番奥まで来ると魔王殿。RPGのラスボスが出てきそうな名前ですが、この魔王殿こそ本尊の1つである護法魔王尊が降臨された地。鞍馬寺の始まりの地と言える場所ですね。ここまで来ると少しひっそりとした感じがします。

魔王殿
魔王殿

奥の院から貴船へ

ここから20分ほど山を下れば、貴船神社。なかなかタフな道のりでしたが、結構多くの人が歩いていたので驚きでした。

お寺だけでなく山歩きも楽しめたので、なかなか素晴らしいハイキングでした。

貴船への道
結構急な道のりです。
貴船への道
階段を下って、ちょうど貴船神社のすぐ近くに出てきます。

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