和歌山県

熊野那智大社【那智の滝】

紀伊勝浦といえばマグロ、そして熊野那智大社ですね。那智大社は那智の滝で有名で、隣には西国観音霊場の青岸渡寺もあります。

熊野那智大社

熊野那智大社ですが、紀伊勝浦の市街地ではなく、だいぶ山に入ったところにあります。そこまではバスで移動するんですが、多くの人は大門坂でバスを下りて、神社まで歩いて行きます。

大門坂

さて大門坂です。バスに乗っていると大半の人が降りました。熊野古道の入り口はすこしわかりにくいのですが、降りた人ほぼ全員が熊野古道の方に向かって歩いていくので、そのままついていけばいいって感じです。

大門坂入り口
ここから登ります。
大門坂
両側の木は樹齢800年!!

ここから那智大社の入り口までは約640mほど。それほど長い距離ではなく、木に覆われていて涼しいんですが、それでも坂なので夏はちょっと暑いのかも。

途中でカブトムシを見つけました。熊野の大自然を感じることが出来る、素晴らしいコースです。

大門坂を行く
森の中って感じです。
大門坂
もうすぐ。
那智大社
ようやく到着です。

熊野那智大社

熊野那智大社の始まりは2700年前、神武天皇が東征の際に熊野灘に上陸し、那智の山が光り輝くのを見て那智の滝を見つけ、そこに大己貴神のご神体を祀ったのが起源といわれます。

熊野那智大社の主祭神は熊野牟須美大神という神で、仏教の千手観音や神道の伊邪那美と同一視される神です。

那智大社。ようやく到着です。
熊野那智大社本殿
本殿は19世紀中ごろのもの。

熊野といえば、もちろん八咫烏。神武天皇は生駒山を越えようとすると、長髄彦と戦いになり、負けてしまいます。そこで太陽の神である天照大神に向かって戦うのではなく背にして戦うべきだと考え、紀伊半島の熊野を経由して東から奈良に入ろうとしました。

その道中、熊野から奈良までを案内したのが八咫烏です。その後、神武天皇は無事奈良に入ることが出来、橿原の地で初代天皇になりました。

拝殿の左側にはその八咫烏を祀った御懸彦社(みあがたひこしゃ)があります。

御懸彦社
御懸彦社
八咫烏
脚が3本あるのが八咫烏。

熊野那智大社のすぐ近くには那智の滝もあります。熊野那智大社からも滝が見えるんですが、実は滝は飛瀧神社と呼ばれる違う神社にあります。

熊野那智大社から歩いて15分ほどのところで、滝のすぐ近くまで行くと、自然のパワーを感じることが出来ますよ。

三重塔と那智の滝
滝と塔。この2つがいいんですよね。

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