京都府

清水寺【京都で最も有名なお寺】

京都と言えば、数多くのお寺がありますが、やっぱり最も有名なのが清水寺ですね。清水の舞台でも有名なお寺で、人生で一度は来たいお寺です。

清水寺

京阪電車の清水五条駅から歩いて15分で清水寺です。

京都で人気の東山地区、さらにその中でも最も人気の清水寺なのでいつ来てもものすごい人がいます。京都に初めて来た人はみんな清水寺に来るんでしょうね。それぐらい京都観光では定番なところだと思います。

周囲には二年坂や三年坂と言った昔の風情が残った町並みがあり、京都らしい感じがしますね。

三年坂
三年坂のあたり。なんとも風情のあるところです。

さて、そんな清水寺ですが、仁王門や塔などはすごい迫力。歴史を感じますね。

清水寺は778年に僧賢心が修行中に水が湧き出る滝を発見し、観音像を祀ったのが始まり。

さらにこの地に鹿狩りに来た坂上田村麻呂(あの征夷大将軍の!!)が修行中の延鎮に殺傷を戒められ、仏殿が建立されたと伝えられています。現在の建物の多くは、1631-33年に再建されたものが多いです。

清水寺は源氏物語や御伽草子の『物くさ太郎』(個人的にお気に入りです)を含め、多くの古典文学にも多く出てきており、昔から京都を代表するお寺だったことがよくわかります。

清水寺の仁王門
仁王門。大きな門ですね。これは江戸時代の再建ではなく、室町時代のもの。
清水寺の西門と塔
西門と塔。朱色が映えていて、神社みたいですね。
開山堂
開山堂(田村堂)。

観光客も多いですが、清水寺は西国三十三所の十六番札所でもあるので、西国観音を巡礼している人も来るんですよね。それ以外にも、修学旅行生、外国人観光客も来るようなところなので、人はかなり多いですね。

轟門を入ってしばらく行けば、すぐに本堂です。

混雑する清水寺
コロナ前だと多い日はすごい混雑具合でしたよね。
清水寺
お寺らしい感じがあって好きです。
出世大黒天
出世大黒天。大黒様だ!!

本堂は、中には千手観音像はじめ多くの仏像が祀られています。この清水寺の観音様は左右の手を頭に掲げ、小さな仏像を頭にのせた非常に独特な形をしています。

ご本尊は秘仏で33年に1度しか見ることができないんですが、普段はお前立が置かれています。

千手観音の脇には毘沙門天と地蔵菩薩がお祀りされています。坂上田村麻呂はこの2人の助けがあって征夷大将軍として蝦夷を平定したと言われているんですよね。

奥の院から見た本堂
奥の院から見た本堂。1633年に再建されたもので、国宝。
清水の舞台
清水の舞台

この清水寺と言えば、やっぱり舞台ですよね。崖にせり出した部分が舞台と呼ばれるところ。高さ13mで、一本も釘を使わない懸造りという工法でできています。

何か思い切ったことをするとき、『清水の舞台から飛び降りる』なんて言いますが、実際にこの舞台から飛び降りた人は江戸時代数多くいたみたいですね。実際舞台から下を見てみると、かなり高いです。

舞台は長めのいいところにあるので、京都盆地を一望することができます。

清水の舞台を下から見る
清水の舞台を下から。これが釘無しってのはなかなかすごいですね。
舞台から見た京都
舞台から。雪が降りそうな感じです。

この本堂からまだ先に奥の院があるんですが、奥の院まで行くときれいな写真が撮れるんですよね。

清水寺の鎮守社の地主神社もあります。

地主神社
地主神社。大国主命を祀るので、縁結びで有名です。
奥の院
奥の院。ここも懸造りで景色がきれいです。
清水寺の本堂と塔
本堂も塔も綺麗に見えます。虹もちらっと見えます(左)。

清水寺は桜や紅葉のときも本当にきれいです。いつか雪の日にも来てみたいですね!

音羽の滝

清水寺の中でも最も有名な場所の1つがこの音羽の滝。この湧き出る水がまさに『清水』の名前の由来となっています。千年以上こんこんと湧き続けているんですよね。

三本に分かれて落ちる霊水は、それぞれ延命、恋愛、学問にご利益があると言われ、それぞれ自身の目的に最もあったものを飲むのがいいんだとか(どれを飲んでも一緒とかとも言われています)。

じゃあ全部飲めばいいじゃないか、と思うかもしれないが。仏教では強欲は厳禁なんですよね。

音羽の滝
音羽の滝

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