北山東部コース【京都一周トレイル】
京都の山々を歩く、京都一周トレイル。京都一周トレイルの中でも北山東部コースは比叡山から始まり、大原、鞍馬と京都の名所を抜けていくコースです。その大半は山道であり、途中登りがきついところもありますが、自然が美しいコースです。
※京都一周トレイルの全行程の記事はこちら
北山東部コース
北山東部コース: ケーブル比叡駅 – 水井山
始まりとなるのはケーブル比叡駅です。京都の中心部から比叡山に来るまでに結構時間がかかってしまうので、なるべく朝早めに家を出たいところです。
今日はここから大原を経て、鞍馬(二ノ瀬駅)まで向かいます。まずは比叡山内を歩いて、西塔へと向かいます。
途中、比叡山の入山料を払うところがありますが、京都一周トレイルを歩いているといえば、入山料は払わなくてOKでした。
釈迦堂を過ぎたあたりからは山道になり、奥比叡ドライブウェイに沿って歩きながら、横川へと向かいます。西塔から横川はバスで移動する人が大半ですが、徒歩でも行くことができるんですね!!
この道は回峰行道と呼ばれ、千日回峰行という非常に厳しい修行に使われる道です。道はわかりやすく、1時間ほど行くと、大きな杉の玉体杉が見えてきます。
ちょうどこの玉体杉を少し過ぎたところで、横川へと続く道と分岐します。
横川は延暦寺の中でも東塔・西塔からはだいぶ離れており、参拝する人もかなり少ないのですが、横川はおみくじの発祥地とも言われ、延暦寺の中でもひっそりとお参りできるスポットです。
トレイルはこの分岐をまっすぐ進み、この京都トレイルの一番の難所ともいわれる横高山(767m)・水井山(794m)を越えていきます。
木の根を階段代わりにしながら、かなりきつい坂を上がってまずは横高山。そして、少し下ったかと思うと、またきつい坂を上がって水井山へ登ります。水井山の頂上からは景色は木に囲まれて見えないですが、この京都一周トレイルの中では最も高い地点です。
北山東部コース: 水井山 – 江文峠
水井山を過ぎると、ボーイスカウト道という山道を下って大原へと向かいます。ここは下りなので、楽だと思うかもしれませんが、きれいな階段や坂道でないので、降りにくく、膝に負担がかかりそうなところです。そして下りきると大原に到着です。
ここは大原とは言っても、寂光院や三千院のある大原の中心部より2kmほど南にある戸寺という場所です。ここから大原の中心部に観光に行くと、トレイルに戻るのは時間的にも難しそうです。
大原も見どころが多い場所なので、別の日にゆっくりと来たほうがいいんでしょうね。
戸寺からはまた山道に入っていき、ここから鞍馬を目指します。距離にして5kmほど。山道に差し掛かるとすぐに江文神社がありました。大原の江文神社というと、金毘羅山の入り口に位置する神社ですね。
金毘羅山は京都唯一のロッククライミングが楽しめる本格的な山です。トレイルは江文神社の直前を左に曲がっていきます。
ここでややこしいところがありました。江文神社を過ぎるとそのまままっすぐ山道をいきそうですが、実際にはいったん車道に出て、江文峠を越え、そしてまた反対側の車線にある山道へと戻ります。
そのまま山道をまっすぐ行くと、金毘羅山の方へと言ってしまうので要注意です。
北山東部コース: 江文峠 – 鞍馬
さて、江文峠を越えると静原という集落に出てきました。本当にのどかな集落ですね。もうトレイルはほとんど終わりに近づいてきました。
静原の集落を抜けると、ここからきつい山越えです。最後の難所なので頑張っていきたいですね!薬王坂までは上りが続きますが、薬王坂以降は下りとなり、登るのはせいぜい20分ほどです。
ちなみに、薬王坂の名は最澄が鞍馬で作った薬師如来をここを通って比叡山に運んだことから来ているようです。
とうとう鞍馬に出てきました!!意外と近いようで遠かったですね。鞍馬に来ればすっかり観光ムードです。
他の人は楽しそうな顔をしていますが、私たちは完全に疲れ切った顔をしています。鞍馬寺にも行きたいのですが、もう疲れているので無理です。行く時間があっても無理です。そういえば、二人とも鞍馬寺にも貴船神社にも行ったことなかったっけ。
ここからはずっと車道です。叡山電車の駅へ向かい、叡山電車に沿って鞍馬街道を歩き、二ノ瀬へと向かいます。途中、車が頻繁に通るので要注意です。
さてここが二ノ瀬。北山東部コースの終点です。ここからは北山西部コースが続きます。まだまだ続きます!!
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