紀泉アルプス 2: 犬鳴~山中渓
おおさか環状自然歩道の一部でもある紀泉アルプス。泉州近畿自然歩道とも呼ばれていますが、その中でもおそらく最も人気が『ない』のが、この犬鳴山から山中渓の道です。
眺望はなく、道が荒れているところもあるので歩く人はあまりいないのですが、ゆったりした里山歩きには悪くはないと思います。
紀泉アルプス 2: 犬鳴~山中渓
犬鳴~城ヶ峰
犬鳴は南海線の泉佐野駅や阪和線の日根野から30分ほど。バスの本数はいいのでアクセスは悪くないです。ちなみに犬鳴は犬鳴温泉や犬鳴山でよく知られているんですが、実は犬鳴山という山はないんですよね!!
犬鳴のバス停からは七宝瀧寺へと向かう道へ行き、ほんの少し歩いた先から看板に従って川へと降りて、川に沿って歩きます。
府道に出るとしばらく府道に沿って粉河方面へと向かい、小さな道から再び山へと入っていきます。ここから城ヶ峰を経て泉南市へと向かいます。
歩き始めて一時間ほどで城ヶ峰到着です。残念ながら眺望はありませんが、小さな広場になっており途中休憩にはちょうどいい場所ですね!
広場を横切って奥まで行くと、三峯山へと行く道がありますが、三峯山の方へ行くと犬鳴へと戻ります!!ここは広場を横切ったりせず、来た道を直進してササ峠へと向かいます。
木に紐が結んであるので、それに従って行っていたのですが、途中で間違えていることに気付きました。これらの紐は必ずしもハイキングルートを示しているわけでないので、注意が必要です。
ササ峠はいろんな山道の分岐になっていますが、ここからは堀河ダムへと向かうので、堀河と書いたほうへと進みます。
なお、この近くに大阪50山の1つである梵天山もあるので、そっちを寄り道してもいいのかも。梵天山は頂上からの景色がきれいみたいなので。
ほりご園地・堀河ダム
ササ峠から車道にでたらほりご園地内を進んでいきます。おおさか環状自然歩道では様々な府民の森を通過してきましたが、これが最南端の府民の森。
ここではいろんな農村体験ができるという点で他の府民の森とは違うんですが、弱点としては駅からのアクセスが格段に悪いことでしょうか。
ほりご園地の南には堀河ダムがあります。かなり大きなダムなので湖に見えますね!ダムの周りには多くの桜が植えられ、泉南市の桜の名所になっています。
童子畑~楠畑
ここは泉南市の童子畑というところですが、ここから楠畑を目指します。
この辺りから道がかなりややこしく、倒木も多いです(オフィシャルの地図ではこのセクションは点線になっています)。北に車道を迂回して楠畑まで車道を歩いてもいいのかも!!
山道へ入るには泉佐野岩出線を渡らなければいけないのですが、京奈和自動車道につながる道なので交通量が多く、車もかなりのスピードです。そしてなにより横断歩道がありません。
登りきると沢伝いに歩いていきます。ただ残念ながら道が明確ではありません。滑って落ちると沢に転落するので、木をつたいながら慎重に歩きます。沢沿いには道らしいものがありますが、埋まっていてかなり見分けがつきにくいです。道だろうと信じていく感じでした。
四石山を経て山中渓へ
楠畑は泉南市ですが、かなり奥まった集落です。この集落から、今日の最後の山となる四石山登山開始です。集落や山道には四石山を示す看板があるので、うれしいです。この四石山を越えれば山中渓。
山神社のあたりから登山道が始まります。最初はなめらかな道ですが、頂上に近づくにつれて階段が出てきます。ここもまたなかなか厳しいところですが、最後のふんばりです。
四石山は384mの山。
四石山の頂上には全く眺望がありませんでした。一応、マップでは北に眺望ありとあるので、昔はあったのでしょう。
ここから山中渓駅までは木の階段を下っていき、途中『わんぱく王国』と呼ばれる公園を経由します。ただ、わんぱく王国は16時30分閉門。さらに年末年始と第三水曜日は閉園です。
開いていない場合(または3時以降の場合)は看板に従って、わんぱく王国手前から沢沿いを下って、迂回しなければいけません。
迂回する場合は山中渓駅より少し南側に出てきますが、駅までは歩いて15分ぐらいです。
さて、山中渓駅到着です。ここはJR阪和線の大阪で最南端の駅。駅前の熊野古道沿いには古い宿場の雰囲気が残っていますが、残念ながらコンビニなどはありません。ただ、山中川を挟んで桜が多くあり、春にはとても美しいところです。
続きは山中渓から孝子まで歩きます!!
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