きんつば【金沢?関西?な和菓子】
きんつばといえば、代表的な和菓子の1つで、金沢、大阪、東京など様々なところで売られています。そんなきんつば、実はとてもおいしんですが、奥が深くてなかなかユニークな食べ物だったりもします。
きんつば
きんつばとは?
きんつばは、寒天で固めたあんを薄い小麦粉の生地で包んで焼いたお菓子。結構シンプルですが、なかなかおいしいです。
元々は銀つばと呼ばれ、このつばというのは、刀の鍔(つば)に由来しています。鍔の形が丸いように、当初は丸い形をしていました。
また、元々は京都や大阪といった関西で有名なお菓子だったと言われています。
そんなきんつばが、江戸に渡ると銀ではなく金の文字を使って、「きんつば」と名前をかえ、さらには神戸で丸いきんつばではなく、四角いきんつばへと変わったと言われています。
今でも神戸には四角いきんつばの元祖となる和菓子屋さんが神戸には残っていたりします。
とはいうものの、実は大阪や京都ではきんつばはそれほど有名ではなく、今関西にあるきんつばを売っているお店も江戸時代から続くというものはないんですよね。
となると、一体きんつばって一体どこから来たんでしょうね。なんとも不思議なお菓子だったりします。
きんつばを食べる
関西人にとって、きんつばと言えば北陸のお菓子。中でも、金沢の中田屋のきんつばは絶品で、あんこの小豆がつぶれることなく、豆の味をしっかりと味わうことができます。京都に次ぐ和菓子の産地と言われる金沢でも人気のお土産品です。
そして、大阪できんつばと言えば、出入橋のきんつば。1930年から営業している老舗の和菓子屋です。梅田駅からすこし離れたところにあり、お土産屋さんで売られていることが滅多にないんですが、昔はこの出入橋こそ阪神電車の終点となっていたところで、今よりももっと人通りが多く、買いに来る人もたくさんいたんでしょうね。
手頃な値段で、またもちっとした皮も特徴的。大阪で知る人ぞ知る和菓子です。ただ、残念なことに出入り橋のきんつばは手作りということもあってか、日持ちがせず、お土産にはできないんですよね。
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