京都府

京北コース 1 (細野口~常照皇寺~弓削)【京都一周トレイル】

 京都からバスに1時間ほど乗ると京北。京北はずいぶんと山の中にあるんですが、実はこの京北にも京都一周トレイルがあるんです!今回はその京北トレイルのうち、細野口から滝又の滝、常照皇寺を経て筒井口(弓削)までを歩いてみました。

※京都一周トレイルの全行程の記事はこちら

京都一周トレイル: 京北コース

細野口- 滝又の滝

阪急の西院駅で降りて、一番早いバスで京北に向かいます。西院駅付近はバス停が多くあり、かなりややこしいです。慣れていない人はかなり時間に余裕をみておくことをお勧めします。

さて、バスに一時間程乗り、細野口で下車。終点の周山の手前のバス停なので、乗り過ごしてしまわないように注意です。

このバス停から5分ほど歩いて細野小学校へと向かい、そこから京北トレイルが始まります。

細野小学校
この小学校の前の道を行きます。

旧細野口小学校の横を抜けていきます。勝手に小学校の中に入るのは少し気が引けますが。

ここから、まずは滝又の滝を目指します。初めは車道ですが、すぐにひっそりとした山道になります。

京北トレイル入り口
山の方へと入っていきます!
滝又の滝へ
滝又の滝に向かいます。

最初の山道ですが、若干あれていました。

何度か川を渡りますが、橋がかなり簡素なので滑りやすく注意が必要です。増水時には渡れないかもしれません。

渡渉
あれは橋か、それても板が引っ掛かっているだけなのか・・・!
京北コースの仏像
ここら辺に寺があるみたいです。
滝又の滝への道
滝又の滝に向かっています。

さて、歩いて30分ほどで滝又の滝に到着です。

この滝は織田信長の甥である十界因果居子により命名された滝で、落差は20m。森の中にあるとても美しい滝です。

滝を見ながら朝ごはんを食べたいのですが、残念ながら滝の周りに座ることができるところはありませんでした。

京北のコースの滝又の滝
滝又の滝。木が折れていますね・・・。

滝又の滝 – 茶呑峠

滝からはちょっときつい登りですが、その登りもわずか。すぐに平坦な林道に出て、ずっと進みます。

北山杉がとても綺麗ですね。北山杉は京都の木で、この京北からすこし南の中川地区(バスで来ると途中で通ります)が最も盛んな場所ですが、京北にも北山杉のきれいな森がたくさんあります。

杉林
左側に杉林があります。
京北コースの杉林
杉がきれいだなぁ!!

獣除けのゲートを出ると、余野の集落に出てきました。とっても田舎なところです。

余野
余野

余野の集落を進み、途中から山に入って伏見坂へと進みます。

この辺りは分岐点が多く迷いやすいですが、特に看板がかなり多くあるので、5分歩いて看板がないなら間違っていると考えていいのかもしれません。

結構坂ですが、がんばって登ります。

伏見坂へ
右に進んでいきます。
森の中を行く京北コース
京北は歩いていて本当に気持ちがいいです。

伏見坂を抜けると大森の集落です。ここからは長い林道歩きです。川に沿って林道を上がっていきます。途中から(14の看板あたりから)どんどん山道です。

ここで雪が降ってきました!!雪が降るなんて言ってなかったんですが。京都市内の天気と京北の天気はやっぱり違いますね。京北は冬も雪が降ることがあるので注意しなければいけませんね。

大森
大森

このあたりは、小石が結構ゴロゴロしています。杉の枝も落ちているので少し歩きにくかったりします。

注意しなきゃと思っていたら、ちょうど茶呑峠のあたりで落ちている枝があたり、靴が破れてしまいました。

京北コースの茶呑峠
茶呑峠です。

茶呑峠 – 常照皇寺

さて、茶呑峠を過ぎてしばらく行くと(地図では17のところ)で天童山に逸れる道と常照皇寺方向にそのまま進む道に別れます。

天童山の頂上までは一時間くらいかかるようですが、この分岐点から15分ほど歩くとパラグライダーの離陸地があり、そこから見る景色はものすごくきれいですよ!パラグライダー離陸地までなら遠くないので是非おすすめです!

京北コースのパラグライダー離陸地
しかし、こっから飛んでどこに着陸するんでしょう。

さてさっきの分岐点に戻ると、近くには二石仏などもあり、広場のような感じになっています。

ここには昔は茶店などがあったそうですね。広場なので、この辺りで休憩しました。

石仏
左が地蔵、右が大日如来だそうです。

ここからは山道をずっと下り、中江の集落へとおりていきます。

この辺りで銃の音が結構聞こえるのですが、これは近くに京北総合射撃センターがあるからみたいです。間違えて撃たれたらどうしようと思いましたが、猟をしているわけではないんですね。

中江への道
中江の方に降りていきます。
賀茂神社
賀茂神社です。小さい神社ですが、杉に囲まれてとても美しいです。

さて、中江の集落です。ここからは上桂川沿いを歩いて常照皇寺へと向かいます。

途中、光厳天皇が通ったと言われる光厳古道を通り、上桂川に沿って川の岩場を行きます(増水時には別のルートに迂回できます)。上流なので、水は本当にきれいでした。

中江の集落
田舎だなぁ
上桂川
上桂川です。
光厳古道
岩のところを歩いていく感じ。本当に川岸を近くを歩きます。

さて常照皇寺まで出てきました。このお寺は光厳天皇によって開かれたお寺で、天皇は崩御するまでこのお寺で過ごしたと言われています。

光厳天皇はちょうど南北朝の頃に擁立された天皇で、次々と倒れていった鎌倉武士たちを見て出家を決意。この京北まで来られたそうです。

京北の中でも最も有名なお寺で、特に桜で有名です。今回は残念ながら時間がありませんでしたが、いつか必ず来てみたいです。

常照皇寺
常照皇寺

常照皇寺 – 弓削 (筒江口)

常照皇寺からは黒田の方(東)へと向かう道もあるのですが、今回は残念ながら行くことができませんでした。ここからは京都トレイルのメインのルートに沿って、西へと向かっていきます。

寺の手前にある府道61号線(京都京北線)を歩いて弓削の集落へと向かうのですが、途中、府道から山道へと逸れます。

ただ、どこから山の中に入るのかがかなりわかりにくかったです。そのまま府道をまっすぐ行っても同じ道に出てきます。

府道61号線
この道に沿って行きます。
山道への看板
ここから赤い矢印に沿って山の中へ入っていきますが、このまま車道を歩いても着きます。
京北コースの井戸峠
井戸峠を越えます。
井戸峠からの道
井戸峠を越えたら再び山のなかへ。

そしてまた61号線と合流しました。

もうすぐ今日の目的地に到着です!!

まっすぐな道
誰もいません。車も来ません。北海道みたいですね!!
山羊
やぎさん。

さて、弓削の集落につきました。

ということで、今回はここまで。20キロほどの長い道のりでしたが、アップダウンもそれなりにあり、とても楽しむことができました。

京都トレイルの中でも京北はアクセスの悪さからあまり人気がないようですね。他に歩いている人は誰も見ませんでした。

筒江口のバス停
筒江口のバス停。

なお、弓削には京北ふるさとバスの筒井口のバス停がありますが、残念ながらここはバスの便数が著しく少なく、2時間以上待たなきゃいけないので、府道162号線を5kmほど歩いて周山のバス停まで向かいました。歩道があるので安心して歩けます。

次は筒江口から細野口!!京北の後半はこちら!

京北コース

住所

 

 

ウェブサイト

 

 

行きかた

細野口: 京都駅・西院駅からJRバスの周山行きで約60分。 

筒井口:京都駅・西院駅からJRバスの周山行きで約60分。終点の周山下車、そこから徒歩約1時間。または周山より京北ふるさとバス(本数が極めて少ないです)。

時間

 

 

入場料

なし

 

 

おすすめ度

☆☆☆ 

京都一周トレイルを歩いている人は是非来るべき!! 

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