岩間寺(正法寺)【西国三十三所第12番札所】
京都府と滋賀県の県境に立つ岩間山。この山奥に西国三十三箇所の十二番の札所である正法寺があります。一般的には岩間寺の名で知られており、西国観音の中でも難所として知られたお寺です。
岩間寺
岩間寺まで歩く
JRの石山駅を降りて南西のバスターミナル(駅前のロータリーのバスターミナルではないです)から岩間寺までは無料のバスがあります。このバスは毎月17日のみの運転です。平日でも結構混雑していたので、17日が土日にあたる場合はかなり混雑するんでしょうね。余裕をもって着いたほうがいいのかも。
17日以外に行く場合は、石山駅からバスに乗り、中千町バス停で下車します。そこから1時間ほど歩くと岩間寺です。車道ですが結構な坂道になっています。
岩間寺
岩間寺は493mの岩間山の山頂付近にあります。17日には人が混雑していますが、それ以外の日にはあまり人がいないひっそりとしたお寺です。
岩間寺は白山を開いた僧泰澄が元正天皇の病気を法力で治した褒美として、722年に建てられた寺です。泰澄はこの岩間山にあった桂の木で自ら千手観音を掘り本尊としました。
現在の本堂は1577年に再建されたものです。本尊は千手観音像で、別名汗かき観音ともよばれており、観音様が毎夜逗子を抜け出して、地獄で人々を救済して汗びっしょりになって帰ってくると信じられています。残念ながらこの観音様は秘仏なので公開されていません。
本堂には重要文化財にもして指定されている地蔵菩薩立像もあるのですが、うーん少し暗くてよく見えませんでした。
本堂から100mほど奥まで行くと日本で随一とも呼ばれる桂の大樹があります。少し見えにくいですが、本当に大きな木で、宇治市の名木百選にも選ばれているような木です。泰澄が本尊に使ったのは本堂前にある『夫婦桂』の木だったようですが、この大樹も巨大でどこか神秘的です。
なお、このお寺のなかをちょうど京都府と滋賀県の県境が通っており、この桂の木は京都府側にあります。桂の木からさらに10分ほど山道を歩いて奥宮神社まで行くと、琵琶湖の景色がとてもきれいに見えました。
岩間寺のアクセス情報
住所 |
滋賀県大津市石山内畑町82
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サイト |
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行き方 |
京阪石山寺駅またはJRの石山駅が最寄り。それぞれの駅から東海自然歩道を歩いて徒歩約1時間半から2時間。石山からは無料のシャトルバスが出ています。
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拝観時間 |
9:00-16:30
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拝観料 |
500 円
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そのほか |
岩間寺のすぐ近くには石山寺(5.5.km)があります。また山道を歩いて上醍醐までは約6kmです。
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