石山寺【西国三十三所第13番札所】
滋賀といえば、琵琶湖ですね!そんな滋賀県ですが、実は大きなお寺などの歴史的なスポットもいっぱいあります。石山寺も有名なお寺の1つで、西国三十三観音の十三番の札所にもなっています。
石山寺
石山寺の始まりは8世紀に僧の良弁が聖武天皇から東大寺の大仏建立にあたり黄金を探しあてるための祈願をするよう勅命を受けたことに始まります。良弁はこの石山にやってきて観音菩薩を祀り祈願したところ、金が東北で発見されました。
後日、仏を移動させようとしたところ、観音菩薩は岩の上で動かなかったので、それを祀るために石山寺が建てられたと言われています。
さて、石山寺は京阪石山坂線の終点石山寺駅から歩いて15分ほど。時間があればJRの石山駅から瀬田川沿いにゆっくり歩いても面白いですよ。日本三橋の1つでもある瀬田の唐橋も途中にあります。
この辺りには西国三十三観音の三井寺や岩間寺などもあるのですが、電車出来た場合はこれらすべてを1日で行くのは時間的にもなかなか厳しいですね。
入ってすぐに気づくのですが、石山寺はその名前は表す通り本当にごつごつした石が多いです。
実は石山寺は岩(珪灰石)の上に建てられており、この寺の境内の多くの場所で岩が地表に出てきており、実は国の天然記念物に指定されています。
このごつごつとした岩が多くあることで、どこか力強さを感じるものになっていますね。
本堂へ
さて、石山寺の本堂です。本尊は3mもある巨大な如意輪観音です。なお、初代の如意輪観音は燃えてなくなっており、現在は11世紀のもののようです。
残念ながら普段見ることができず、33年に1回の公開となっています。行ったときにはちょうど公開されており、すごくラッキーでした。もちろん見てきましたよ。本当に岩の上に座っていました。
でも思い返してみると西国観音巡りをしていたご本尊をみたことはほとんどありません。ほとんどのお寺が非公開なんですよね…
多宝塔
この石山寺で有名なのですが多宝塔です。
多宝塔は多くの真言宗のお寺で見られるものなのですが、なんとこの石山寺の多宝塔は建立されたのが1194年。実は日本でもっとも古い多宝塔なんです!!
とてもシンプルなものですが、そのシンプルさの中に洗練された美しさがありますね。
石山寺のアクセス情報
住所 |
滋賀県大津市石山寺1-1-1
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行き方 |
JR東海道線石山駅下車。石山からは京阪石山坂線で石山寺駅まで乗り、駅から瀬田川沿いに徒歩約10分。石山駅からバスもあり。
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拝観時間 |
8:30~16:00
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拝観料 |
600円
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そのほか |
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