【国際結婚】アメリカ人女性と結婚した日本人男性が思うこと
うちは日本人男性とアメリカ人女性の国際結婚カップルです。結婚して、もはや10年。付き合っている期間を考慮すると、もはや人生の半分近くを妻と過ごしていることになります。10年という節目の中で、普段の生活のなかで思っていることや気づいたことを記事にしてみました。
※あくまでも、うちの家庭の話なので、ご注意下さい。また、この記事を書いているのは日本人男性(夫)です。
アメリカ人女性と結婚した日本人男性が思うこと
1 アメリカ人女性に亭主関白はほぼ無理
アメリカ人の女性はとにかく気が強いです。自分の考え方を決して簡単に変えたりはしません。自分から謝ることもほとんどない気がします。とはいっても、高飛車な感じは全くなく、不愛想な感じも全くなく、とても話しかけやすいフレンドリーさがあります。アメリカ人女性の不思議なところです。
奥さんの気が強いので、古風な日本人家庭のような、日本人男性の夫がなんでもコントロールするような亭主関白っていうのはほぼ無理な気がします。そもそも、そうしたかったわけでもなく、頼りになる女性と結婚したかったのでうれしいくらいなんですが、多くの日本人男性にとってはやっぱり嫌なところなんでしょうか。
もちろん、僕もそれなりに言い返すので、喧嘩というか、言い合いもたくさんありました。しかし、そういった喧嘩もいつのまにかなくなっていきました。お互いに違いを認めることができるようになったからなんでしょうか。ほとんどの場合は、僕が折れてるような気もするんですが。でも、それが夫婦でうまくいく秘訣なんですよね、きっと。
2 コミュニケーションがとても大切
国際結婚だと、お互いに常識が通じないのが厳しいところ。生まれ育った国が違いますからね。こんなことまで言わなきゃいけないの!?ってことまで説明したりします。
アメリカでは、自分の意見や気持ちをはっきり言葉にするのがとても大切。その分、相手の感情を予測したりしなくていいので楽ですね。ただ、これは相手の気持ちを考えずに何でもストレートに言うわけではありません。これがとても難しいです。
国際結婚だと、お互いの認識をしっかりと共有しておくために、コミュニケーションは本当に大切だと思います。どちらか正しいかとかではなく、意見が違うことを認めて、お互いの意見を尊重することもとても大切なことだと思います。
3夫婦仲はずっといい
アメリカの夫婦って、夫婦仲がいいことが多いです。というか、仲が悪くなると、よほどのことがない限り離婚するんじゃないんでしょうかね。
日本人カップルだと生活は子供が中心となり、奥さんは子供につきっきりで、夫は奥さんに相手してもらえないから拗ねてしまうなんてこともあるようですが、アメリカではそんなことはありません。毎月子供を預けて夫婦だけでデートしたり、食事に行ったり。夫婦だけの時間を大事にするのがアメリカ流。
アメリカでは夫婦は同じベッドで一緒に寝ることが多いです。毎日の中で、夫婦だけの時間が少しでもあるだけで、夫婦仲をよく保つことができるんですよね。喧嘩もそんなに長続きはしないです。
4 食生活が豊かになる
アメリカと言えば、ハンバーガーやピザばっかりとか言っている人もいますが、かなり家庭によります。おそらく、アメリカ人女性の中でも料理する人としない人で、極端に分かれている感じでしょうか。
うちの妻は料理が大得意で、本当にたくさんのアメリカの食べ物を作ってくれました。さらに、アメリカでは日本では聞いたことがないような、世界の様々な料理が楽しめるのもいいところです。食卓がとても豊かです。
僕も妻も、和食も洋食もどちらも好きなので、和食も洋食も同じぐらいの頻度で食べています。それでも味付けとかはなかなか難しい問題ですよね。薄い味付けの和食と濃い味付けの洋食。
妻は日本にもある程度住んでいたことがあるので、和食には慣れているんですが、もし日本に全く住んだことがない人だったら、家庭的な和食の料理は苦手って人も結構多いです。
5 結婚についていろいろ聞かれる
国際結婚自体は日本でもたくさんあって、もはやそれほど珍しいものでもないような気がするんですが、アメリカ人女性、特に西洋系の白人の女性と日本人男性というのはとても珍しいです。確かに、日本国内では滅多に見ないですね。アメリカでもあんまり見なかった気がします。
それでも、街中でじろじろ見られるなんてことはないんですが、どうやって知り合ったのとか、初対面の人にいろいろ聞かれたりすることはあります。国際結婚のあるあるでしょうか。妻も幼稚園で他のお母さんから聞かれたりもしたそうです。
初めは面倒くさいとか考えていたんですが、これが意外と話の種になったりしておもしろいので、こういった質問にはどんどん答えるようになっちゃいました。でも、ごめんなさい、うちは恋愛結婚で知り合ったごく普通のカップルです… 大恋愛の末に結婚したとか、そんなのもないです。
6 語学の勉強が欠かせなくなる
僕たちは会話の99%が英語。日常会話レベルなら、妻も日本語ができるんですが、そもそもお互いに学生の頃にアメリカで知り合って、ずっと英語を話していたということもあって、日本にいても英語を使っています。
アメリカに何年か住んでいたので、英語にはそれなりに自信はあるものの、それでも英語で100%理解できてるかと言われると、どうでしょう。毎日何かしらの知らない単語や表現を学んでいる気がします。これから一生、英語の勉強をし続けることになるんでしょうね。
また、日本に住んでいる限り、妻も日本語の勉強をすることになります。僕との会話は英語でも、学校や病院などあらゆる場面で日本語が要求されます。彼女もきっと大変です。
7 子育ての考え方が全然違う
うちは子供ができて直後、夫婦として乗り越えなければいけなかった大きな山があったような気がします。来る日も来る日も何時間も話し合って、本当に大変でした。
アメリカと日本では子供に対する考え方がかなり違うんですよね。日本では親は子供と一緒寝ますが、アメリカでは子供をかなり早いうちから一人で寝かせ、夫婦だけで寝ます。他にも、お風呂とか食事だとか学校のこととか、もう枚挙にいとまがありません。
この大きな大きな文化の違いですが、ほぼ妻のやり方でやることで解決策を見出しました。いくら話し合っても、話し合いが進展することがなかったんですよね。
そもそも、僕は家にいないことも多く、妻は専業主婦。おなかを痛めて子供を産んだのも妻ですからね。子育てに関しては夫側が譲歩するしかないんでしょうね。
最後に
思い返してみると、結婚して10年は長いようであっという間。いいことも大変なことも本当にたくさんありました。これからもたくさんあるんでしょう。
それでも、たとえ言葉が違っても、文化が違っても、本当にウマがあって、一生一緒に過ごしたいと思えるような相手と一緒になるのはいいことですよね。
コメントを残す